【アディスアベバ1日時事】エチオピア訪問中の小泉純一郎首相は1日午前(日本時間同日夕)、アディスアベバ市内のアフリカ連合(AU)本部でコナレAU委員長と会談した。席上、コナレ氏は、わが国の支援に謝意を述べるとともに「日本が国連安保理常任理事国になることを、すべてのアフリカの国は支持している」と伝えた。
これに対し、首相は、安保理改革に関し「日本は平和国家であり核兵器を持っていない。常任理事国入りすれば、現在の常任理事国(P5)と違った役割を果たせる」と述べ、協力を求めた。
また、コナレ委員長は、アフリカの抱える貧困などの諸問題について「自ら責任を持ってやっていく考えだ」と述べ、AUとしても積極的に取り組む方針を強調。首相は「アフリカが自立しようとする努力を支援する」と述べ、支援継続を伝えた。
(時事通信) – 5月1日
AUなんてアフリカ諸国の多国籍軍本部みたいなもんで政治的発言権はほとんどないし。アフリカに対しては中国の方が資源外交を中心に二三歩先行していて、その中国が反対している日本の常任理事国入りを容認する発言を素直に信じるわけにはいかないし。そもそも発言自体今後の交渉(例:援助額吊り上げ、南アへの牽制etc)のカードだろうし。
とか何とか言ってますが、コナレ委員長の発言自体は評価しときたいところですね。胡錦涛のアフリカ歴訪直後の発言なだけに、一応は。
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