地球への小惑星の衝突を核爆発で回避させる映画「アルマゲドン」を彷彿(ほうふつ)とさせるが
誰か、「逆襲のシャア」を例に挙げる剛の者はおらんかったのか!(笑)。
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【サンノゼ(米カリフォルニア州)=松尾理也】小惑星が地球に衝突して大災害を引き起こす可能性について、世界から集まった科学者が米ワシントンで会議を開き、対策を協議した。会議では、小惑星に核爆弾を撃ち込む案も検討された。地球への小惑星の衝突を核爆発で回避させる映画「アルマゲドン」を彷彿(ほうふつ)とさせるが、米航空宇宙局(NASA)は予算不足を理由に具体的対応を取ることには消極的な姿勢を示している。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、小惑星に核爆弾を撃ち込むアイデアも有力案として出された。しかし、小惑星は一つの大きな塊ではなく、むしろ複数の小さな塊の集合体である場合が多いため、単に撃ち込むだけでは衝撃を与えられないとの指摘も浮上。小惑星の表面や、少し離れた場所で爆発させ、軌道を変える方法がより効果的だとされた。
このほか、人工衛星をすぐ近くに停止させて重力の影響で軌道を変える「重力トラクター」案や、小惑星全体を白や黒に塗り、太陽光線の吸収や反射の変化を利用して軌道を変えるという珍案も検討されたという。
一方、NASAは米議会に対し、小惑星衝突の危険性についての報告書を提出。地球上に大災害をもたらす可能性のある小惑星は、約2万個に達すると推定した上で、小惑星を監視するシステムの必要性を指摘。一部の科学者らは、2004年に発見された直径約400メートルの小惑星「アポフィス」が2036年4月13日、4万5000分の1という確率ながら地球に衝突する可能性があると主張している。
(3月13日 産経新聞)
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