ロシア支配地外をNATO傘下に ゼレンスキー氏、英民放で

米トランプ政権成立前に戦争の落としどころを模索し始めたゼレンスキー。

休戦は近い。

ロシア支配地外をNATO傘下に ゼレンスキー氏、英民放で(2024/11/30 共同通信)

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は、英民放スカイニューズ・テレビが29日に報じたインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻による戦闘を沈静化するには、南部クリミア半島や東部ドネツク州などロシアの実効支配地域を除いたウクライナの領土を「北大西洋条約機構(NATO)の傘の下に置く必要がある」との見方を示した。

 ロシアの実効支配地域が即時返還されなくても、NATOに加盟できればその後に「外交的手段で取り戻せる」との考えを示した。停戦に応じるには、ロシアのプーチン大統領がより多くのウクライナ領土を奪うために「戻って来ない保証」が必要だと指摘した。

 全面侵攻開始から千日以上が経過し、ロシア軍はウクライナ東部で占領地を着実に拡大。ウクライナが一部制圧したロシア西部クルスク州でも、ピーク時の半分程度を奪い返したとされる。

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