1300年間絶壁に刺さっていた「フランス版エクスカリバー」こと聖剣「デュランダル」が姿を消す

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1300年間絶壁に刺さっていた「フランス版エクスカリバー」が跡形もなく消えた(2024/7/4 中央日報)

1300余年間絶壁に刺さっていて、「フランス版エクスカリバー」と呼ばれていた剣「デュランダル」が跡形もなく消えたことを受けて当局が捜査に入った。デュランダルは中世欧州叙事詩文学の傑作であるシャルルマーニュの伝説に登場する十二勇士の首座ローランが持っていた宝剣の名称だ。

2日(現地時間)、英国日刊テレグラフによると、フランス南西部のオクシタニー地域圏ロット県にある都市ロカマドゥールで、最近高さ10メートルの絶壁に刺さっていた錆ついた剣が消える事件が発生した。

現地警察はデュランダルと呼ばれてきたこの剣が何者かによって盗まれた可能性が大きいとみて捜査を進めている。

伝説上でこの剣はフランク王国の伝説的な王であるシャルルマーニュが天使から受け取りローランに譲ったとされる聖剣で、絶対に折れず、たった一度で巨大な岩を割ることができるほど強力な武器として描写されている。

フランスの有名なカトリック聖地に挙げられるロカマドゥールではデュランダルが一時この地域の教会に保管されていたという伝説と共に、死の瞬間にローランが投げた剣がここの絶壁に刺さったという話が伝わっている。

ただし、現地観光当局はこのような伝説を生んだ絶壁に刺さっていた剣が本物のデュランダルの複製にすぎないという立場を明らかにしてきたことが分かった。

それでもDominique Lenfant市長は今回の事件で住民たちが大きなショックを受けたとし、コミューンの一部を盗まれたような気持ちになっていると話した。

市長は、たとえ伝説だとしてもコミューンとデュランダルの運命は互いに絡み合っているとし、過去数世紀の間ロカマドゥールの一部として存在したこの剣を恋しく思うだろうと話した。

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