健康食品部門の出遅れをどこまで取り返せるかでしょうね。今回のTOBの成否は。それはそれとして、協和キリンはこの先どうなるんだろう?結構影響あるよね?
全体最適としては。
キリンHDがファンケルにTOB、1株2690円-43%のプレミアム(2024/6/14 ブルームバーグ)
(ブルームバーグ): キリンホールディングスは14日、完全子会社化を目的として健康食品大手ファンケルの株式を公開買い付け(TOB)で取得すると発表した。TOB価格は1株当たり2690円で、買い付け代金は約2200億円となる。
ブルームバーグの試算によると、買い付け価格は13日終値を43%上回る。発表資料によると、買い付け期間は17日から7月29日まで。ファンケルはキリンHDによるTOBに賛同、株主に応募推奨している。
買収について、シナジー創出のためより柔軟かつ抜本的な施策を行うことが可能な体制とし、さまざまな施策を実行することが両社の企業価値の最大化につながると考えたとしている。
キリンHDは2019年に、ファンケルの創業者らから株式を取得し、約33%を出資した。キリンHDはヘルスケア関連の事業を強化しており、23年にはオーストラリアの健康食品最大手ブラックモアズを約1700億円で買収している。
同日午後に都内で開いた記者会見で、吉村透留取締役は3割の出資にとどまっていたこれまでは、「思い切った手を打てなかった」と説明。完全子会社化で一気に解消して成長軌道に乗せたいとした。23年12月期のヘルスケア関連事業の損益は26億円の赤字だったが、吉村氏はできるだけ早期に黒字化したいとした。
TOBについては日経新聞電子版が先に報じていた。報道を受けてファンケル株は14日、制限値幅いっぱいのストップ高となる前日比21%高の2284.5円で比例配分により値が付いて買い注文が残った。キリンHDの終値は1.5%安の2129円だった。
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