【だってお金ないんだもん】ナウル、台湾と断交 中国と国交樹立【金を出してくれる国と仲良くするのがこの国のポリシー】

かつてリン鉱石の「麻薬」に毒された同国民には、他の選択肢がない。風向きが変われば、また以前のように中国と袂を別って台湾にすり寄ってくるさ。頼と台湾は気にする必要なし。

ナウル、台湾と断交 中国と国交樹立 当選直後、頼氏に打撃(2024/1/15 時事通信)

 【北京、台北時事】南太平洋の島国ナウルは15日、台湾と断交し、中国と国交を樹立することを決定したと発表した。

 台湾外交部(外務省)もナウルとの断交を表明した。中国の習近平国家主席は近年、台湾の外交相手の切り崩しを加速しており、台湾で蔡英文政権が発足した2016年5月以降、断交は10カ国目。これで、台湾と外交関係を維持する国は12カ国となる。

 ナウル政府は声明で「ナウルは中華民国(台湾)を中国領土の不可分の一部と認める。今後、台湾とのいかなる公的交流も行わない」と表明。中国は、ナウルへの経済支援などを武器にくら替えを促したとみられる。

 中国外務省は「ナウルの決定を評価し、歓迎する」との報道官談話を出し、同省の毛寧副報道局長は「(台湾は中国の一部だという)『一つの中国』原則(を認めること)が主要な潮流であることが改めて示された」と強調した。一方、台湾外交部は「国家の主権と尊厳を守るため、ナウルとの2国間協力を完全停止し、大使館を閉鎖する」としている。

 13日の台湾総統選では、中国と距離を置く与党・民進党の頼清徳副総統が当選したばかり。頼氏を「台湾独立派」と敵視する習政権は強く反発しており、政治、経済両面で台湾への圧力を強めていくとみられる。

 選挙直後に台湾と正式な外交関係を結ぶ数少ない国の切り崩しに成功したことで、習政権は外交的「白星」を挙げた形。台湾の有権者に対し、「民進党のせいで台湾が国際的孤立を深めている」と印象付ける狙いもありそうだ。次期政権を担う頼氏には打撃となる。

 ナウルは面積が東京都品川区とほぼ同じ21.1平方キロで、人口は約1万3000人。

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