「アキバ冥途戦争」第11話「萌えなき戦い」感想 ~ 「仁義なき萌え」

嵐子死す。とんとことんという家を守るため凪との対決へ命を投げ出し、からくもそれを果たしたその刹那に。なごみとの新しいとんとことんでの生活を夢見始めたその矢先に。「もっとみんなとメイドしてたいな」と言い残して。多くの命を奪ってきた報いは必ず返ってくるということなのだろうか。それにしてもあまりに彼女の死は突然で、残酷で、そして悲しい。

ヤクザ映画のフォーマットで言えば、物語終盤、戦いの場を失った武闘派が、平和な街角で急に命を落とすことはままある。しかし、メイドアニメでそれがくるとは思わなかった。それとも、本作「アキバ冥途戦争」ではそれを覚悟しておくべきだったというのか。

ねるらに続き、嵐子まで自分の腕の中で失ってしまったなごみ。彼女は大切な人を二人殺されてまで不殺の志を貫き通せるのか。それとも、だからこそ貫き通せるのか。次回の最終回の展開、全く読めない。

以下、小ネタ。

  • 御徒町さん、前回と中の人別人?戦闘に全然役に立ってなかったんですけど。
  • エレベータードアに挟まれる嵐子。日常風景あるある。今回笑える数少ないシーン。
  • 嵐子を襲った鉄砲玉。ウーパーズということはメイドリアンの残党か。
  • 敵対メイドを誉めそやしたご主人様まで殺すとか酷過ぎません?どこまで世紀末なんだよ。1999年のアキバ。
  • 店長とゆめちとしぃぽんの本名ってこう書くんだと知った絶縁状。

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