「機動戦士ガンダム 水星の魔女」第5話「氷の瞳に映るのは」感想 ~ 「強化人間なので主人公にツンツンしてみました」

エラン君が強化人間(強化人士)なのは、ペイル社における彼の立ち位置から見れば分かる。が、スレッタが自分と同種の存在じゃないと分かった途端、態度を急変させるのは、たとえそれが強化人間としてはナチュラルな反応、あるいは「演技」だったとしても酷いと思うのよ。勝手に興味を持って勝手に失望するのはそりゃエラン君の勝手だけどさ、初デートに胸を膨らませていた乙女を泣かせちゃいかんでしょ。「ツンデレの優等生」グエル君じゃなくても腹立てるわ。


結果として、スレッタとエアリアルを決闘の場に引きずり出す道具に使われたグエル君だが、彼に対するおいらの評価は更に上がったぞ。かませ犬だなんて言わないぞ。貴方は強かったです。今回の敗戦でジェタークパパンにまた怒られるだろうけど、君よ気高くあれ。迷うな。

一方、ミオリネ。花婿の居候先へ当然のように顔を出しているのはともかく、エラン君への嫉妬でデート直前のスレッタ&地球寮に「ロミジュリったら許さないからね!」とカチコミ仕掛けてくるのは、もうなんだ。年齢なんか無視して早く結婚しちゃえよ。そもそも「デート位すればいいじゃない」と第3話で明言したのはお姫様じゃないですか。

アリヤさんによるスレッタの占いシーン。本来表れないはずの家族の暗示は、エアリアルを指すのかそれともエリクトのことか。スレッタが誕生日を知らない家族(≒エリクト)のことを占って欲しいと願ったのは、エリクトがどういう形であれ生きているということのフラグか。ヴァナディース機関の生き残りがペイル社に属していたことといい、プロローグで描き切れていない謎はまだまだありそうだ。

P.S.
フェルシーとペトラの生存かくにん。よかった。

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