ロシア大統領、ルーブルでの対外債務返済を容認-デフォルト回避探る(2022/3/6 ブルームバーグ)
- 「敵対的活動に関与している国」の債権者への支払い巡り一時規定
- 政府はそうした国々のリストを2日以内に用意
ロシアのプーチン大統領は5日、ルーブルでの対外債務返済を認める大統領令に署名した。ロシア政府は資本規制を続ける一方で、デフォルト(債務不履行)の回避を探っている。
大統領令はロシアとロシア企業・国民に対する「敵対的活動に関与している国」の債権者への公社債支払いに関する一時規定を定めるとしており、政府はそうした国々のリストを2日以内に用意する方針。
大統領令によれば、ルーブルをロシア中央銀行の公定レートで支払えば、債務履行と見なされる。
一方、決済機関のクリアストリームとユーロクリアは決済通貨としてのルーブル受け入れ停止などを決めた。
現在の状況下でルーブルによる利払いを加速すれば、ルーブル安と物価インフレが両建てで進むことになる。泣くのはロシア国民ばかりなり。
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