- 外国情報機関などによる攻撃の可能性も指摘されており、バイデン政権は調査に本腰を入れている。
- 米政治メディア「ポリティコ」は10月、米当局から説明を受けた議員らの話として、健康被害の原因が「指向性エネルギー攻撃」だとする新たな証拠が見つかったと報じた。
可聴域外の音波を使った諜報活動も、指向性電波を使った通信妨害も、指向性エネルギーを使った攻撃活動であるには違いない。外交官の皆さんはお疲れさまだよ。
- 当局は、ロシアなど米国と敵対的な外国政府が攻撃に関与しているとの見方を強めているが、決定的な証拠はないとしている。
本件じゃ、ロシアなどの旧東側も「被害者」だったりするからどっちもどっちだけどな。まあ、双方やり過ぎずに、仲良く喧嘩しな。
米、「ハバナ症候群」の原因追究に本腰 外交官らに謎の健康被害
ブリンケン米国務長官は5日、世界各地の米大使館などで働く外交官らが原因不明の健康被害を訴えている問題で、国務省の対策チームを統括する高官2人を任命したと発表した。被害者は過去5年で200人以上とされる。外国情報機関などによる攻撃の可能性も指摘されており、バイデン政権は調査に本腰を入れている。
健康被害は、2016年にキューバの首都ハバナの米大使館で働く職員から初めて報告されたため「ハバナ症候群」と呼ばれている。頭痛や聴覚障害、めまい、吐き気などの症状があるといい、重度の場合は認知や記憶障害が残るケースもあるとされる。
米メディアによると、これまでに中国、ドイツ、オーストリア、ロシア、コロンビアなどの米在外公館職員らにも被害が発生。ハリス副大統領が8月、ベトナムを訪問する際にも複数の同国駐在職員が症状を訴えたため到着が遅れたほか、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官が9月にインドを訪れた際も同行職員1人が症状を訴えている。
この日、ブリンケン氏は国務省で演説し、「何が原因で、誰に責任があるのか全力で追及する。政府全体の緊急の優先事項だ」と強調。詳細は明かさなかったが、「新技術」を現場に導入し、「原因を迅速かつ徹底的に調べることが可能になった」と述べた。
米政治メディア「ポリティコ」は10月、米当局から説明を受けた議員らの話として、健康被害の原因が「指向性エネルギー攻撃」だとする新たな証拠が見つかったと報じた。当局は、ロシアなど米国と敵対的な外国政府が攻撃に関与しているとの見方を強めているが、決定的な証拠はないとしている。【ワシントン鈴木一生】
(2021/11/6 毎日新聞)
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