一つ、環境問題に現職総理が取り組む姿を見せて好意的反応を有権者から得んとするパフォーマンス。一つ、衆院選の「結果」に一定の目途がついたと有権者その他に見せる(≒思い込ませる)パフォーマンス。まあ、
諸事最後は「あるがまま」なり。
岸田文雄首相は26日、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に出席するため、11月に英国を訪問すると表明した。COP26は31日から11月12日まで英グラスゴーで開かれる予定で、首相は31日投開票の衆院選後に出発する。今月4日に首相に就任して以降、初めての外国訪問となる。
首相は26日、首相官邸で政府の有識者会議から気候変動対策に関する報告書を受け取り、「気候変動問題は待ったなしの重大な課題だ。温暖化対策を経済発展や豊かな暮らしにつなげることが重要だ。COP26に出席して、議論に貢献したい」と明言した。
英国はCOP26の一環として、グラスゴーで11月1~2日、首脳級の「ワールドリーダーズサミット」を開催する。岸田首相は、ジョンソン英首相ら各国首脳との個別会談も調整する。
COPは閣僚や交渉官らの参加が多く、過去に出席した日本の首相は2015年の安倍晋三首相(当時)ら3人だけだった。
岸田首相も当初、衆院選後の政治日程が窮屈なこともあり、オンライン出席を検討していた。しかし気候変動問題は世界的な課題になっており、日本の存在感を示すべきだとの声が政府内で高まった。松野博一官房長官は26日の記者会見で「パリ協定の目標である脱炭素社会の実現に向け、国際社会を主導したい」と強調した。【加藤明子】
(2021/10/26 毎日新聞)
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