クーデター→腐敗→クーデター→腐敗はギニア政界のお家芸だからな、「これからこの国はどうなっちゃうんだろう」的な点は気にしなくていい。いつものように「なあなあ」で収まるから。
今回のクーデター参加者をこう賞賛する国と、ボーキサイトと物流・港湾利権を巡ってゴタゴタする国の顔ぶれを見て「今回の黒幕と対抗勢力の後ろ盾はこういう連中かあ」と推測すればそれで良し。以上、撤収。
西アフリカのギニア、軍の特殊部隊が大統領拘束 憲法停止を宣言
[コナクリ 5日 ロイター] – 西アフリカのギニアで5日朝、首都コナクリにある大統領官邸付近で銃撃が発生し、数時間後に同国軍の特殊部隊がコンデ大統領を拘束した。同部隊の幹部は大統領を解任し、政府を解散、憲法を停止したと宣言した。
特殊部隊を率いる元フランス外国人部隊兵士のママディー・ドゥムブヤ氏は国営テレビで「貧困と腐敗のまん延」がコンデ氏解任の原動力になったと表明。「われわれは政府と各機関を解散した」とし、「われわれは協力して憲法を改正する」と述べた。
銃撃の数時間後にソーシャルメディアに投稿された動画では、コンデ氏が室内で軍の特殊部隊に囲まれている姿が映されている。ロイターは動画が本物かどうかを確認できていない。
軍関係筋によると、特殊部隊はコンデ氏以外にも政府高官を含む複数人を拘束した。
コンデ氏を拘束した特殊部隊の兵士組織は、コンデ氏に危害は加えておらず、健康を保証しているとの立場を示した。また、軍司令官らが地方政府の首長の座を掌握したと表明した。
声明で、解任された閣僚や各機関のトップを議会で6日午前に開かれる会議に招待したとし、特殊部隊の兵士組織を「国家集結・発展委員会(CNRD)」と自称して「会議への出席を怠ればCNRDへの反逆と見なす」と強調した。
コンデ氏は2期を経て、再出馬が可能になるよう改憲し、昨年10月の選挙で3選。野党は激しい抗議を繰り広げた。
政府はここ数週間に大幅増税や燃料費の引き上げを決めており、市民の間に不満が広がっていた。
5日夜時点で、ドゥムブヤ氏が全権を掌握したかどうかは不明。国防省は大統領官邸への攻撃は撃退したと発表している。
グテレス国連事務総長は「武力によるいかなる政府転覆」も強く非難すると表明し、コンデ氏の即座の解放を求めた。
西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)のトップは、クーデターだと批判。アフリカ連合(AU)は緊急会合を開いて「適切な措置」を講じる考えを明らかにした。
(2021/9/6 ロイター)
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