【梵鐘】鋳物メーカー「老子製作所」が民事再生法の適用を申請【国内シェア7割】

ブランドとシェアがどんなに凄くても、市場が伸びなきゃダメなのね。

ビジネスの世界は残酷だわ。

鋳物メーカー「老子製作所」が民事再生申請 国内梵鐘シェア7割

江戸時代からの歴史を誇る国の伝統的工芸品「高岡銅器」で知られる鋳物メーカーで、国内の梵鐘(ぼんしょう)(釣り鐘)シェア約7割を占める「老子(おいご)製作所」(富山県高岡市戸出栄町、老子祥平社長)が28日、富山地裁高岡支部に民事再生法の適用を申請した。東京商工リサーチ富山支店などによると、負債総額は約10億6000万円。従業員は約25人で、業務は続けるという。鋳物需要の減少などで資金繰りに行き詰まったとみられる。

老子製作所は江戸時代中期に創業し、釣り鐘だけでなく仏像や銅像、モニュメントなどを製造。特に釣り鐘の製造技術で全国的に有名で、京都の西本願寺や三十三間堂をはじめ、広島平和記念公園の「平和の鐘」、東日本大震災の被災地・岩手県釜石市の「釜石復興の鐘」など約2万個を手がけた。近年では地元の酒造メーカーと共同で、鋳物製ウイスキー蒸留器の開発にも成功した。

91年3月期には約12億円の売上高を計上したが、鋳物需要の減少とリーマン・ショック以降の業績悪化に伴い、手元資金が枯渇。自主再建を断念したという。【青山郁子】

(2021/6/29 毎日新聞)

ここで「除夜m@s’20 如来yers!!!」を紹介。

今日はこれで。

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