【近年の競争激化による体力低下】キャラクターフィギュアのアクアマリンが破産【コロナ禍がとどめ】

  • 2019年9月期には赤字を計上
  • 春以降もイベントが軒並み中止となり、商品を受注できず売上がたたなくなっていた

この辺りは、まあ業界の内情や消費者側から見たコロナ禍の影響からすれば想定内だが、

  • 2020年に入り「新型コロナウイルス」感染拡大の影響を受け、生産拠点のある中国の工場の稼働が止まり、国内へ商品の納品ができなくなっていた

コロナ禍によるグローバル・サプライチェーンの分断がフィギュア業界にも深刻な影響を与えていると聞かされると、改めて


「最後の最後に頼れるのは、日本のものづくり魂!」

って、思っちゃう。久しぶりにレジンとシリコンを買いに行こうかな。

「アイマス」「プリズマ☆イリヤ」各シリーズなどのキャラクターのフィギュアで知られる(株)アクアマリンが破産開始

新型コロナで中国からの納品が困難に

(株)アクアマリン(TSR企業コード:298829070、法人番号:9011401015965、千代田区神田須田町2-3-16、登記上:板橋区若木1-17-19、設立2011(平成23)年10月5日、資本金2800万円、鍋田洋子社長)は8月3日、東京地裁へ破産を申請し8月4日、破産開始決定を受けた。破産管財人には尾原央典弁護士(関口総合法律事務所、千代田区霞が関1-4-1、電話03-3503-8777)が選任された。
負債総額は約4億7000万円。
キャラクターの商品開発を手掛けていた。「アイドルマスター」「Fate プリズマ☆イリヤ」シリーズなど有名アニメのほか「東方project」などキャラクターのフィギュアを中心にぬいぐるみ、キーホルダー、プラモデルなどを企画。デザインを自社で行い、新興業者でありながら、大手ホビーメーカーや玩具小売業者へ営業基盤を築いていた。さらに、「コミックマーケット」「ワンダーフェスティバル」などのイベントへも出店し認知度を高めていったほか、自社のECサイトでも販売していた。販路を広げ売上は右肩上がりとなり、2017年9月期には売上高約5億700万円をあげていた。
しかし、2019年9月期には赤字を計上。さらに、2020年に入り「新型コロナウイルス」感染拡大の影響を受け、生産拠点のある中国の工場の稼働が止まり、国内へ商品の納品ができなくなっていた。春以降もイベントが軒並み中止となり、商品を受注できず売上がたたなくなっていた。ここにきて、先の見通しもたたず資金繰りも限界となり、今回の措置となった。

(2020/8/6 東京商工リサーチ)

ここで「宇崎ちゃんは遊びたい!OP「なだめスかし Negotiation」」を紹介。

アクアマリンのラストフィギュアは本作になるのかな。

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