フッ化水素などの対韓輸出の規制強化を開始した日本政府の本音が、仮に「韓国経済の命綱・半導体業界の必須材」を「同国への経済制裁」として「輸出量を削減する」ことだとしても、表向き「軍事転用可能な戦略物資」を「韓国が十分に管理していない(≒北朝鮮その他に横流し)している」ため「安全保障上の理由から同国への輸出優遇措置を撤廃する」としている以上、泣きつく先が米国だろうとWTOだろうと韓国政府に勝ち目はない。
最悪の極みになっている日韓関係で自発的な事態解決が見込めるわけがないのは言うまでもないが、米国からしても、半導体業界における韓国兼世界二強のサムスン電子やSKハイニックスが弱体化すれば、自国のMicronやWestern Digitalの飯の種が増えるんだから、わざわざ「最近面倒ばかり持ち込む半分味方半分敵な国に塩を送る」選択肢を選ぶわけがない。
特にWestern Digitalに関して言えば、
【東芝お父様も華族の皆様も銀行家の方々も】東芝メモリの新工場建設に米Western Digitalが共同出資へ【殿方はもう誰も信じられません】(2019/5/17)
Western Digital「大丈夫よメモリ。何があっても私はいつも貴女の傍にいます」
東芝メモリ「Western Digitalお母様…でも私…お父様と…」Western Digital「…いいのよ、メモリ。私達二人で新しい家族を作りましょう。この北上の地で」
という、母娘のキマシ展開が始まったばかりだしなあ。米国が韓国より日本に肩入れするのは、当然と言えば当然の流れ。
昨日、経産省で開かれた日韓事務レベル「協議会合ではなく説明会」でも、韓国サイドは優遇措置を再開しろと相当ゴネていたようだが、無駄な抵抗は止めて、早々に白旗を揚げることを検討するべきだろう。だって、
「高純度フッ化水素の国内在庫は1カ月分足らずでしょ。北朝鮮への横流しをストップしても」
仮にロシアから純度レベル不明のフッ化水素を入手して、品質検査して、成分調整して、半導体製造ラインの各部門に割り当てることが可能だとしても、単純に作業プロセスだけで軽く2~3カ月はかかる。
意地を張っている余裕はないはずだぜ。自国経済や国民生活をまず大事にすべき普通の政権が普通に考えれば。朝鮮半島の赤化統一が何より大事な文在寅がどう考えているかは知らんけど。
【ソウル共同】日本政府が半導体材料の韓国向け輸出規制を強化したことに関し、米国のハリス駐韓大使は13日までに、「今は米国が2国間に介入する時期ではない」と述べ、日韓の早期仲裁に消極的な姿勢を示した。12日にソウルで会談した韓国国会の尹相現・外交統一委員長が、ハリス氏の発言を韓国メディアに明らかにした。
韓国は、輸出規制強化は元徴用工問題などを巡る日本の「経済報復」として撤回を求めている。大統領府の金鉉宗・国家安保室第2次長らが相次いで訪米し、仲裁を求める外交攻勢に乗り出しているが、米政権は当面、静観の構えとみられる。(2019/7/13 共同通信)
ここで「【アイドル部MMD】アイドル部の戦闘訓練」を紹介。
G20後に板門店で金正恩と文在寅をぬか喜びさせた直後、日本と組んで今回の経済戦争を朝鮮半島に仕掛けたトランプ米大統領も、相当なタヌキやなあ。
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