一見、山口真帆女史への暴行事件を巡る一連のゴタゴタに毒されて、変な使命感を拗らせた自称・正義の味方の暴走劇に見えるこの事件だが、そんな単純なドタバタにしちゃあちょっと違和感を感じるんだよねえ。
本当に荻野由佳を脅したいんなら、脅迫状や脅しのメールを荻野由佳本人かAKS、NGT48運営に直接送りつけるなり、ツイッターその他のSNSでネット上に無制限拡散なりするのが「定石」だろ。なのに、堂本容疑者とやらがやらかしたのは、報道機関や新潟の行政機関という情報統制慣れしている組織に、身元特定余裕ツールなFAXで、A4の電波メッセージ1枚を送信。たったこれだけ。
あたかも「自分に実害はないが、報道各位や捜査関係者はAKSやNGT48運営と協議の上、事件を表沙汰にするタイミングを設定してくれ」と言っているようなもんじゃん。その協議の過程で、どこかの誰かが、例えば、「山口真帆女史の卒業イベントまでは騒ぎにしないようにして下さい」とかシレッと言い出しそうじゃん。もし仮にそういうやり取りが関係者間であったとしたら、
「このFAX1枚で一番得をするのは誰なのか、世間はちょっとばかし考えてみろっつーの」
調律が効き過ぎな情報操作は、見ていて正直萎える。
NGT48荻野由佳(20)を「殺す」と書いた紙をファクスで送信し脅したとして新潟県警は20日、脅迫の疑いで、京都府城陽市の無職堂本一輝容疑者(24)を逮捕した。
逮捕容疑は9日、荻野の名前と、「殺す」と繰り返し書いたA4用紙1枚を報道機関にファクスで送信した疑い。調べに対して堂本容疑者は「送ったのは間違いない」と容疑を認める供述をしている。
同様の内容が書かれた紙は新潟市の行政機関にも送信されており、県警が関連を調べている。
NGT48は18日に卒業公演を行った山口真帆(23)が昨年12月、暴行被害に遭い、ファンの男性らが逮捕された。この際、運営側の対応を巡り批判が集まり、混乱が続いている。(2019/5/20 日刊スポーツ)
ここで「【MMDアイドル部】Idol Sentinel【MMDガンダム】」を紹介。
アイドルが演じる舞台は本作のように美しくないとな。
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