少し前まで秋元康一派に媚びを売り続けてきた大手メディアも、3/22にAKSが致命的なミスを犯して以降、一斉に掌を返してAKB商法の批判を始めた。彼らの「嗜虐的な日和見主義」はとても褒められた類じゃない。しかし、それだけに連中の「もはや○○は恐れるに足らず」と見切るタイミングは大概外れない。
大手メディアの掌返しを確認してから、「○○と手切れしても大丈夫なんだな」とのっそり動き出す新潟県、そして今回のJR東日本のような「リスクを取らない事なかれ主義」も決して賞賛されるべき振る舞いではない。しかし、それだけに大手広告主連中の「あの大手が○○と手を切るならうちも切っていいんだ」というドミノ倒し現象はまず確実に発生する。
と、ここまで書いて思い出した。
花角英世@新潟県知事が「新潟県はNGT48との広告契約の更新を保留する」宣言(2019/3/27)
そりゃそうだろ。一私企業のオーナーが自分の趣味と判断で、会社の金を地元アイドルにつぎ込むのとはわけが違う。
昨日はこう書いたけど、
【Z会は風評被害】周囲の堅気企業が関わりを忌避し始めたNGT48【一正蒲鉾はCM中止】(2019/1/15)
Z会はともかく、NGT48の地元企業・一正蒲鉾がCMを取りやめた件は地味にキツイ。メンバー個々人にではなく、NGT48というアイドルグループ全体のイメージに対して相当ネガティブな感情を持っているということだから。
もっと露骨に言うと、CMに出演していた西潟茉莉奈ら特定のメンバー個々人にではなく、NGT48というアイドルグループ全体に対して、「関わりを持ちたくない」という意思表示をされたことがキツイ。山口真帆女史への暴行事件を巡る一連の騒動は、AKB48その他の姉妹グループがいつもやってるような「問題メンバーを『卒業』させてハイ終わり」という問題じゃなくなっていることを示唆しているから。
一度壊れたブランドというか信頼はそうそう簡単には修復できない。AKB48一派というより、地域連携型アイドルグループとしてNGT48が置かれている状況がどこまで深刻か、秋元康やAKS上層部は正確に理解しているのかな。とてもそうは見えないが。
2カ月前、一地方企業のオーナーが、自分の判断で先頭に立って応援していた地元アイドルを、誰よりも早く見放した瞬間に、全てが始まり、全ては終わっていたんだな。3/22のAKSの失態の前に、昨日の新潟県が今日のJR東日本がNGT48を見放す前に。
「古今東西いつの世も、どんな勢力間のどんな因縁の戦であっても、軍勢を最初に動かすのは、第一陣の一番槍」
忘れていたわ。この真理。
JR東日本新潟支社は28日、広告に起用しているアイドルグループ「NGT48」との契約を、3月末の契約期限以降は、更新するかどうか保留すると明らかにした。メンバー山口真帆さん(23)が暴行被害に遭った事件など、グループの一連の騒動を受けて判断した。
会社によると、駅構内で同社主催のイベント広告に用いたポスターを撤去するほか、デジタルサイネージでの映像の掲示を4月1日から取りやめる予定だ。
今井政人支社長は28日の定例記者会見で「現段階で契約更新は考えていない」とする一方、今後については推移を見守る考えを示した。(2019/3/28 共同通信)
ここで「Get Kemurikusa (ケムリクサED入れ替えMAD)」を紹介。
何事もEDは美しくありたいものです。
NGT48 現存する2チームを解散へ、1期生と研究生として再スタート
https://www.daily.co.jp/gossip/2019/04/11/0012232137.shtml
「もうおせーよ」を通り推して「この期に及んで潔白組と暗黒組をガラガラポンすることに何の意味があるのかサッパリ理解不能」。