【昼食会ドタキャン】慌てる文在寅は貰いが少ない ～ 第2回米朝首脳会談は物別れで終了【合意文書の調印も無し】

28日午後、会談が行われたホテルを出発し、走り去る専用車では、後部座席に座る正恩氏の「仏頂面」が確認された。午前中、トランプ氏とホテルの中庭を散策しながら見せた柔和な表情とリラックスした雰囲気は消え、非核化やその見返りとなる制裁緩和をめぐる双方の立場に依然大きな隔たりがあることを物語った格好だ。

今回の交渉決裂に関して金正恩が腹を立てているのは、ドナルド・トランプ米大統領との見解の相違に対してではなく、十中八九、韓国の文在寅大統領の「不手際」に対してだろうなあ。

米朝が抱える各課題の優先順位についてまるで調整せず、あんだけ北朝鮮に「米国の全面的な制裁解除の可能性」を、米国に「北朝鮮の全面核放棄の可能性」を一方的に囁き続けたら、そりゃ今日みたいな喧嘩別れなミーティングになるわ。実際当事者が顔を合わせてみたら「話が！」「違うじゃん！」じゃあ、そりゃまとまるものもまとまらんて。

対立する関係者間のマッチングの難しさを全く分かってない文大統領が呼んだ今回の「喜劇」。彼が外交音痴なのは周知だが、腐っても弁護士出身なんだろ？なんでそんなに粗忽なの？

特にトランプ外交なんて「アメリカ・ファースト」一辺倒なド単純電車道なんだから、対北朝鮮外交は「制裁解除に先立つ核放棄」で良くも悪くもぶれないのが分かっていて当然じゃん。それを金正恩に正確に伝えていて当然じゃん。不器用大統領トランプもトランプなりに「北朝鮮が核を捨てれば経済大国になる手助けするよ」と囁いたじゃん。なんで周りが北朝鮮に要求している条件や内容を、金正恩に正確に伝えないかなあ。なんで「核施設の一部（多分寧辺）を閉鎖する替わりに制裁解除を全面解除しろ」なんてドナルドを舐めた戯言を、黒電話にハノイで言わせるかなあ。

やっていることが素人芸過ぎるだろ。文大統領と彼周辺の外交担当者連中は。こんな調子じゃ、

「三・一独立運動100年周年式典で、ドナルド・トランプと金正恩からド詰めを喰らったであろう文大統領が何を言い出すかマジ心配なんですけど」
「クドクドと朝鮮半島赤化統一への未練と日本への八つ当たりをくっちゃべるだけなら、まだマシな事態が待っていそうな悪寒」

文大統領は八つ当たりの方向を間違えると、今回のチョンボで消えた「朝鮮戦争の終戦宣言」再トライどころの騒ぎじゃなくなるぞ。流石にそこまでド阿呆じゃないと思うが、不安だなあ。

余裕一転、不機嫌に去る＝正恩氏、好印象吹き飛ぶ

正恩氏は会談2日目の28日午前、「私の直感では良い結果が出ると信じている」とトランプ氏に語り、余裕すらうかがわせた。しかし、午後に会場のホテルを後にするときは一転、不機嫌そうな様子を隠さなかった。
28日午後、会談が行われたホテルを出発し、走り去る専用車では、後部座席に座る正恩氏の「仏頂面」が確認された。午前中、トランプ氏とホテルの中庭を散策しながら見せた柔和な表情とリラックスした雰囲気は消え、非核化やその見返りとなる制裁緩和をめぐる双方の立場に依然大きな隔たりがあることを物語った格好だ。
中国を経由して専用列車でベトナム入りした26日、正恩氏は対中国境に位置するドンダン駅前で、歓迎する地元の人たちに専用車から手を振る気配りを見せた。だが、事実上物別れに終わり会談会場を後にした際の表情は、ベトナムで高まった好印象を吹き飛ばしてしまった。

（2019/2/28　時事通信）

ここで「.LIVEで進行形」を紹介。

人の心を動かす芸とは本作のようなものを指すのだよ。文在寅。