米軍普天間飛行場の辺野古移設工事の是非に関する県民投票は「賛成&どちらでもない&無関心」が有権者の2/3を占める結果になると予想

中央政府の「県民投票の結果関係なしに埋め立て工事は進めます」宣言と、沖縄県内の保守・基地移転推進派(一部除く)の「県民投票?なにそれ美味しいの?」スルー戦略が功を奏したのかどうかは分からないけど、2/22までの期日前投票と最近の同県有権者の投票動向から考えると、県民投票の投票率はトータル47~53%。悪くすると40%前半まで落ち込む可能性がある。

ということで、

そして賛成と反対のどの勢力も過半数を取れず「何のための県民投票だったんだ?」で終わる ~ 米軍基地の辺野古移設を巡る県民投票は選択肢を3つに増やして全県実施へ(2019/2/1)

おそらく「賛成」「反対」「どちらでもない」のどの勢力も、有権者の過半数の票を県民投票で獲得することは難しい。「県民の意見は3つに分かれています。以上」で終わる。故に、今回の県民投票の結果は、中央政府との交渉材料としてほとんど意味をなさない。

3週間前の予想通り、工事賛成派も反対派も、沖縄県の有権者(投票資格者)の過半数の票を獲得することは不可能と考える。

次に勢力別の得票率だが、県民投票に命を懸けている反対派が投票者の大半を占めると推測される状況から、彼らの得票率は65%前後になるとみる。つまり、「辺野古移設に向けた埋め立て工事への反対派」数は、沖縄県の有権者の1/3となる。

反対派のこの得票数は、日米首脳へ県民投票の結果を通知する権利(有権者の1/4以上の票を獲得)という点では合格点だが、県民の総意を代表するという点では説得力に乏しい。何故なら、工事反対派が1/3ということは、「辺野古の埋め立て工事には特段反対しないよ」という層が有権者の2/3を占めていることの裏返しだからだ。その一方で、「辺野古への移転反対派が有権者に占める割合」は、今回の県民投票では全く分からない。


「来週上京して、日米政府や外交官の偉い人からそのあたりを突っ込まれたら、どう返すんだろうね?玉城デニー知事は」
「そこをなんとかするのが知事の仕事でしょ。本件の言い出しっぺというか元凶なんだから」

中央と沖縄県、沖縄県内世論を無駄に割る「県民アンケート」だよなあ。今回の県民投票は。投票結果より、沖縄県内に残る後遺症の方が心配。

期日前 投票率16% あす県民投票 玉城知事、広報活動に力

辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票の投開票日まで残り2日となった22日、期日前投票を済ませた投票資格者は本紙の集計で、回答が得られなかった北中城村を除き累計18万9814人に達し、投票資格者総数に占める割合は16・4%となった。一方、まだ約96万6481万人が投票していない。期日前投票は竹富町を除き残すところ23日のみで、昨年9月に実施された県知事選の期日前の投票率35・12%を大きく下回りそうな情勢だ。
終盤に差し掛かった22日の期日前投票では、全市町村で3万1968人が投票した。最も投票資格者が多い那覇市では7779人だった。期日を繰り上げた竹富町では22日に期日前投票が締め切られ、累計で276人が投票した。
投票率に換算すると7・8%となる。竹富町では23日に投票が行われる。
県民投票の広報活動で玉城デニー知事は22日の県議会終了後の午後6時すぎ、スーツから「vote 2・24」と書かれた青いTシャツに着替え、那覇市のパレットくもじ前で帰宅途中の通行人などに投票参加を呼び掛けるチラシを配った。足を止めた人に直接語り掛けたり、笑顔で写真撮影に応じたりする場面もあった。
辺野古埋め立て反対への投票を呼び掛ける新基地建設反対県民投票連絡会は、各支部のボランティアが戸別訪問や電話で埋め立て反対への投票を呼び掛けている。一方、本島南部を中心に各地で「賛成」と書かれたのぼりも立てられている。

(2019/2/23 琉球新報)

ここで「【19冬MMDふぇすと本祭】艦これ太陽にほえろ! OP(総出演Ver)」を紹介。

ああ、元ネタ画像が目に浮かぶ。

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