「私をトラブルに巻き込むな。執務室の外でやれ」。総領事がどなると、「生きてサウジに帰りたければ黙れ!」。実行犯の男が大声で返した。
このめっちゃ偉そうな実行犯は、件のムハンマド皇太子@サウジアラビアの護衛的側近という噂。もしそれが事実なら、「所詮は一介の公務員」総領事の泣き言に耳を貸さない傲慢な態度も理解できるというもの。それにしても、
法医学者の男が「私はこの仕事をするとき、音楽を聴くんだ。君たちも聴きなさい」と、体の切断を始めたという。
こっちは皇太子との関係がどうとか、殺し屋としてのプロ意識がどうとか言う前にぶっちゃけアレだな。
「このおじさん、私やレクター博士と同類だよ。ゆっきー」
【イスタンブール=倉茂由美子】トルコのサウジアラビア総領事館でサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が殺害された疑惑は、サウジとトルコの合同チームによる捜査が本格化し、近く捜査結果が出るとみられている。在外公館を舞台にした事件は多くの謎に包まれているが、地元メディアの報道などで、事件の輪郭が徐々に明らかになってきた。
◆総領事館で何が?
2日午後1時14分、再婚を控えていたカショギ氏は、必要書類をもらうため、トルコ・イスタンブールの総領事館に入ったことが防犯カメラの映像に映っていた。その後、消息を絶った。
館内で何が起こったのか。鍵を握るのが、トルコ当局が入手したとされる館内の音声データだ。音声データを聞いたという地元紙イェニ・シャファクなどによると、入館直後に総領事の執務室に連れていかれ、男らに殴られた後、叫び声や暴れる音が響いたという。
館内では怒号も飛んだ。
「私をトラブルに巻き込むな。執務室の外でやれ」。総領事がどなると、「生きてサウジに帰りたければ黙れ!」。実行犯の男が大声で返した。法医学者の男が「私はこの仕事をするとき、音楽を聴くんだ。君たちも聴きなさい」と、体の切断を始めたという。犯行はわずか7分間だった。(2018/10/19 読売新聞)
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