テロだとして、首謀者はフン・セン政権関係者か、その他の勢力か。
昨年、最大野党・救国党が解党させられた時に、野党最大の41議席の受け皿となった民族統一戦線こと王党派フンシンペック党。その党首が、来月の下院選(国民議会)の直前に交通事故で重傷か。偶然にしては出来過ぎだな。
「タイミング的に考えれば、フン・セン側の誰かによるテロか」
「はたまた、党首としてイマイチのラナリット殿下をアレすることで、同情票ガッポリ狙いな野党の誰かの裏切りか」
これもし本当にただの交通事故だったら、「カンボジアの神様はそんなにブラッディ総選挙を見たいですかー?」とゲンナリ気分。さて、真相は。
【バンコク時事】カンボジア警察によると、南部シアヌークビルで17日午前、シアヌーク前国王の次男で、野党・民族統一戦線の党首であるラナリット殿下(74)が乗っていた車が対向のタクシーと正面衝突した。
ラナリット氏は重傷を負い、同乗の妻は死亡した。ラナリット氏は危険な状態で、プノンペンの病院で治療を受けているという。
ラナリット氏はシハモニ現国王の異母兄。下院選を7月に控え、支持者に会いに行く途中だった。
ラナリット氏は国連管理下で行われた1993年の制憲議会選で、民族統一戦線を率いて勝利し、第1首相に就任した。しかし、フン・セン第2首相(当時)との争いに敗れ、国外追放された。その後、帰国して2015年に党首に復帰したが、党勢は低迷している。
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