一方的に別れを切り出して関係が拗れるのは恋人も組織も同じ ~ 神戸甲北高校、一方的に中韓交流を休止。相手高から抗議文

それもやらかした人物がこんな認識じゃなあ。校内外の偉い人、誰か意見しなかったの?

前校長は「交流を中止するつもりはなかった。説明をしたつもりだったが、生徒や周囲への広報が足らず誤解を招いた」と釈明した。

『こわいのは 話したつもりと 言ったはず』

「この粗忽者が」

神戸甲北高校 中韓交流を休止 相手高から抗議文

県立神戸甲北高校(神戸市北区)が2017年度、長年続いていた中国や韓国の学校と相互訪問を休止した。十分な説明なしに方針転換されたため、交流先の韓国の高校から県教委に抗議文が送られたほか、アジア文化の習得を期待して入学した生徒や保護者の間にも動揺が広がった。学校側は生徒に謝罪し、校長が3月に韓国の高校を訪れて18年度からの交流再開を決めるとともに、「もっと丁寧に知らせるべきだった」と陳謝している。【黒川優、栗田亨】

神戸甲北高は1974年に普通科として開校し、97年に総合学科に改編され、約20年間、アジア系の文化・言語の学習に力を入れてきた。中国・上海の進学校、位育中等学校(日本の高校に該当)や韓国・蔚山のサミル女子高と、生徒の相互訪問など交流を続けてきた。

16年4月に前校長(3月末で退職)が赴任。17年度にはアジアとのつながりを示すスローガンをやめ、神戸から韓国に行く計画を「北朝鮮のミサイル問題があり、韓国訪問は危険が懸念される」との理由で中止し、交流先をオーストラリアの学校に変更した。位育中等学校との交流についても16年秋を最後に中止。前校長は取材に「以前から相手校側に交流の意思が薄いため、位育中等学校との提携は解消した」と説明する。

しかし、交流再開を求めるサミル女子高に明確な返答をしなかったため、事態は深刻化。サミル女子高は、神戸韓国教育院経由で県教委に「訪韓中止を一方的に通知された」とする抗議文を送付し、今年2月には、神戸甲北高に18年度以降の交流継続の意思を確認する文書を送った。

事態収拾のため、前校長は3月、サミル女子高を訪れて一連の対応を謝罪。交流を再開し、18年度は双方がそれぞれ訪問することになったという。前校長は「交流を中止するつもりはなかった。説明をしたつもりだったが、生徒や周囲への広報が足らず誤解を招いた」と釈明した。

一方、生徒には落胆が広がった。2年(17年度)の女子生徒は「韓国や中国の子に日本の良さを伝えたかったのに……。この学校に合格して泣いて喜んだのがばかみたい」と話し、3年(同)の女子生徒は「アジアの文化や言語を学びたくて入学してきた1年生が、入学後に体験できず悲しんでいた」と語った。関係者によると、前校長は昨年度2学期の終業式の前に生徒たちに「申し訳ない」と謝罪したというが、不信感が残ったままだ。

県教委によると、外国の学校との交流は学校長の判断に委ねられ、報告などの義務はない。県教委高校教育課は「トラブルがあったとしても基本的には学校間での問題」とし、学校の教育方針の変更については「できる限り多くの関係者を交えて話し合いをして、皆が納得できる形を取ってほしい」と学校側の努力を求めている。

(4月6日 毎日新聞)

 

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