1年前にこのエントリーを書いた直後なんだよね。件の不正論文が「Stem Cell Reports」に発表されたのは。
京大とグンゼがiPS大量培養法を共同開発な件について(2017/2/8)
最近の京大は、この2人(末盛博文准教授と亀井謙一郎特定准教授)の再生医科学研究所とiCeMS以外にも、CiRAやら京大医学部附属病院の臨床開発部やら、やたらiPS細胞絡みの研究組織があるんで、どこで何やってるのか、誰と誰が仲いいのか悪いのか、外からじゃイマイチわからんのよね。ぶっちゃけ、ちょっとイヤンな雰囲気。
今回やらかしたのは、CiRAことiPS細胞研究所の山水康平・特定拠点助教。今顧みると、妙な雰囲気だったんだよなあ。この頃の京大のiPS研究周り。この論文の事は全然知らんかったけど。ホント、何が起きていたんだろう。
いずれにしても、今回のスキャンダルがもとで、同性カップル間の子作りの実現iPS細胞研究による医療革新が停滞するのはカンベンな。マジでカンベンな。お願いします。
京都大iPS細胞研究所(山中伸弥所長)の特定拠点助教が発表した論文の図に、捏造(ねつぞう)や改ざんの研究不正があることが分かった。京都大は山中所長や副学長が22日午後5時30分から会見し、調査結果を発表する。
京大によると、不正があった論文は、同研究所所属の助教が筆頭著者で2017年2月、米科学誌ステム・セル・リポーツに発表した。論文では、iPS細胞から「血液脳関門」と同様の特徴を持つ脳の血管内皮細胞をつくったとしていた。血液脳関門は脳を守るために、脳に入る血液中の物質を制限する働きがある。
その後、論文の信頼性について疑義があるとの情報が同研究所に寄せられ、実験の測定値のデータから論文の一部のグラフの再構成を試みたが再現できなかった。このため、京大が予備調査を経て、本格的な調査を進めていた。
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