【連立先は勝手知ったる社会民主党(SPOe)か】オーストリア国民議会総選挙は、中道右派で難民受け入れに厳格な国民党(OeVP)が勝利【危険な香りの自由党(FPOe)か】

 2016年末の大統領選で、FPOeのノルベルト・ホーファーが当選まであと一歩まで迫り、そして今回の総選挙。普通に考えれば、国民党-自由党の連立政権が成立して、オーストリアは右派-極右の保守ガチガチな時代が始まる。この流れになるのは間違いないだろう。

f:id:kagura-may:20150923103327j:image:w300

 中東からドイツに通じる難民回廊はまた一層細るな。もっとも、ドイツにしたって難民の受け入れを年間20万人以下に抑制する方針を固めたばかりだし、欧州民にとっては「これでいいのだ」なのかも知れないが。

オーストリア総選挙、中道右派勝利へ 「風雲児」31歳首相誕生か

【10月16日 AFP】オーストリア国民議会(下院)選挙(総選挙)の投票が15日、行われた。同国政界の「風雲児」とも呼ばれるセバスティアン・クルツ(Sebastian Kurz)外相(31)率いる中道右派の国民党(OeVP)の勝利がほぼ確実となり、クルツ氏が欧州最年少の首相に就任する可能性が出てきた。

 公共テレビの得票率予測によると、国民党は31.7%を獲得し、次いでクリスティアン・ケルン(Christian Kern)首相率いる社会民主党(SPOe)が26.9%、そのすぐ後に極右の自由党(FPOe)が26.0%で続いているという。

 クルツ氏は今年5月に国民党の党首になって以来、自らを「新風」とアピール。移民に対して厳しい姿勢を取るとともに、減税や官僚主義の一掃を誓って支持を集めてきた。

 15日には、「わが国の大変革を目指して闘うと約束する。今こそ新たな政治スタイルと新たな文化をわが国に築く時だ」と語った。

 とはいえ他党との連立は不可避。最も可能性が高いとみられる連立相手は、ハインツクリスティアン・シュトラッヘ(Heinz-Christian Strache)党首(48)率いる自由党だが、確証は全くないのが現状だ。

 もう一つの選択肢は、社民党との新たな「大連合」だが、あつれきの絶えなかった10年間の両党の連立関係に終止符を打ったのはクルツ氏である以上、自由党との連立に比べて可能性は下がるといえる。(c)AFP/Nina Lamparski and Simon Sturdee

(10月16日 AFP-BB)

一押しして頂けると励みになります<(_ _)>

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です