【QZSS完成まであと1基】準天頂衛星「みちびき」3号機の打ち上げ成功【H2Aロケット打ち上げ連続30回成功まであと1回】

「みちびき」1号機の打ち上げは2010年9月。あれからもう7年か。

「みちびき」の成功を民主党政権がどう評価するかに注目な件について(2010/9/11)

日本がGPSビジネス、そして安全保障の一部において米国の影響下から脱するためには、あと最低2機は必要。予算は、今回の「みちびき」の予算から考えれば約1,500億円(もちろん、色々流用できる2号機以降はもう少し安くなると思うけど)。

安いもんじゃん。景気浮揚に関しては塵程度の役にしか立たず、まして日本の将来への先行投資という点では効果皆無の「子ども手当」予算から、3-5%程度振り向けてくれれば十分でしょ?。徴収した税をどう効率的に配分するのかが政治家の仕事。普通に考えれば、どちらにより予算を割り振るのが日本のためかすぐに理解し、かつ実行してくれるのは当然のことと考えます。

「しかし、軌道の関係で「みちびき」が日本上空に位置するのは1日8時間に限られる。24時間体制で運用するには最低でも3基必要だが、2号機以降の打ち上げ計画は具体化しておらず、政府の宇宙開発戦略本部は2011年度の早い時期に結論を出す予定だ」

もし万が一、そんな簡単な理屈も通じず、票にならないからと「みちびき」2号機以降の予算を回さないと言うのであれば、とりあえず民主党の国会議員連中には、政権与党の構成員たることを自称して欲しくはないですな。その資格が無いんだから。

2012年に連中から政権を取り戻せて本当に良かった。

当時のゴタゴタを乗り越え、2ヵ月前の2号機打ち上げの時も北朝鮮から散々嫌味を言われたが、ようやくここまでこぎつけた準天頂衛星システム・QZSS。ただし、今回の3号機は、1号機と2号機そして今秋中に打ち上げ予定の4号機による測定精度を高めるための衛星。4号機の打ち上げが成功し、更には5~7号機のバックアップ体制が整って初めて「QZSSは完成」と言える。数か月後、4号機が無事衛星軌道に乗り、最初の「みちびき」4人娘の天頂揃い踏みが成ることを期待したい。

準天頂衛星みちびき3号機、打ち上げ成功 地上の位置を高精度に測定へ

日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき3号機を載せたH2Aロケット35号機が19日午後2時29分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。

みちびきは6月の2号機に続くもので、秋に4号機を打ち上げ、来年度から地上の位置を高精度に測定できる4基体制で本格運用を開始する。

3号機はロケットの不具合などで打ち上げが2回延期されていた。

他の3基が日本のほぼ真上(準天頂)に長時間とどまる特殊な軌道を飛行するのに対し、3号機は赤道上空の静止軌道を飛行する。衛星の場所を分散し、測定精度を高めるためだ。

災害時に被災者の安否や避難所の状況を防災機関に伝える機能も装備。航空機が飛行位置を正確に把握するため、GPSの誤差を補正する信号も出す。

米国が開発したGPSは日本でもカーナビゲーションやスマートフォンなどで広く利用されているが、位置情報の誤差が10メートルと大きい。みちびき4基を併用すると誤差を最小6センチに抑えられる。

高精度の位置情報は車の自動運転の実用化に大きな役割を果たすほか、農作業や物流などの効率化につながると期待されている。平成35年度には7基体制とし、GPSに依存しなくても誤差6センチを実現する。H2Aロケットは29回連続の成功となった。

(8月19日 産経新聞)

 

一押しして頂けると励みになります<(_ _)>

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です