誰も彼もがノーベル賞をありがたがるわけじゃないんやで ~ ノーベル文学賞に選ばれながら沈黙を続けるボブ・ディランに、スウェーデン・アカデミー委員が「無礼で傲慢だ」

 そりゃ、「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会みたいに、ノーベル平和賞が欲しくて欲しくて、エントリーの度にありがたがって大騒ぎするような輩も、世の中には実際いるけどさ。軍人や公僕みたいに、国や組織から評価されるのも仕事のうちという職業でもなければ、第三者から表彰されることを歓迎するかしないかは当人の勝手じゃないのかい。

f:id:kagura-may:20160619112418j:image:h250

 もちろん、表彰を歓迎しないにしたって、「ノーベル賞なんていりません」という意思表示はするべきだと思うよ。かつて文学博士号を辞退した夏目漱石のように。それができないのは、自分が辞退することで、他の米国文化人や音楽家に迷惑がかかると慮ってるのかねえ。でも、そういう気遣いするロッカーってのもなんか違うよなあ。うーん、わからん。

 そもそも、これまでにボブ・ディランは、グラミー賞やアカデミー賞、大統領自由勲章、レジオンドヌール勲章等々、山ほど勲章や賞を受け取っているのに、なんでノーベル賞にはこんなに隔意を示すんだろう? そっちの事情の方が、私気になります。

沈黙続けるボブ・ディラン氏は「傲慢」ノーベル賞委員が非難

 【10月22日 AFP】今年のノーベル文学賞(Nobel Prize in Literature)に選ばれた米シンガー・ソングライターのボブ・ディラン(Bob Dylan)氏(75)が受賞決定について沈黙を続けていることについて、同賞の選考委員会であるスウェーデン・アカデミー(Swedish Academy)の一員が21日、ディラン氏は傲慢(ごうまん)だと非難した。

 ディラン氏は、授賞を伝えるスウェーデン・アカデミーからの再三の電話に応じず、受賞決定に関して公の場でコメントもしていない。

 同国のテレビ局SVTによると、アカデミーの委員を務めるスウェーデン人の著名作家ペル・ワストベルイ(Per Wastberg)氏はこうしたディラン氏の態度について「無礼で傲慢だ」と述べた。

 ノーベル賞受賞者は例年12月10日にストックホルム(Stockholm)で行われる授賞式に招待され、カール16世グスタフ国王(King Carl XVI Gustaf)からメダルと賞状を授与され、晩さん会でスピーチを行うことになっている。(c)AFP

(10月22日 AFP-BB)

一押しして頂けると励みになります<(_ _)>

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です