どうせなら「清水の舞台から突き落とされる覚悟」で撮りなはれ～京都の清水寺で盗撮犯が大量発生

　昔、犯行がばれたスリは、その場で自慢の腕をへし折られても文句は言えなかったもんだ。清水寺を盗撮の場に選んだ人間も、その場と罪にちなんで、自慢の盗撮道具ごと清水の舞台から突き落とされても文句は言うな。むしろ

「墜落しながら最後の1枚を撮れたなら、道具ともども思い残すことなく成仏できるんじゃない？」

　場所が場所だけに、迷う暇も無く速攻でな。

注意！！清水寺界隈は盗撮多発地帯

　京都の清水寺。

　日本を代表する観光地ですが、盗撮の多発地帯でもあることがわかりました。

　京都府警はこの秋の取り締まりで１２人を摘発しました。

　「清水寺の階段にはいまもも座っている人がいますが、ここで度々盗撮がおこなわれていたということです」（記者リポート）

　世界遺産、京都の清水寺に続く階段で、女性のスカートの中を盗撮したなどとして京都府警は約２か月間で３人を逮捕、４人を書類送検するなど男１２人を摘発しました。

　警察によりますと、「複数の男が階段の下から見上げるように望遠のカメラを構えている」という情報も寄せられていました。

　こちらは警察が押収した盗撮装置。

　一見、時計に見えますが、文字盤にカメラが埋め込まれています。

　かばんの中に上向きにカメラを忍ばせたり、外国人観光客に人気の「自撮り棒」も悪用されていました。

　「盗撮している女性から気づかれるのであえて逆向きにつけてこうやることで女性にきづかれない」（捜査員）

　摘発された１２人のうち９人は他府県から来ていて、全員「盗撮目的で清水寺に来た」と話しているということです。

(12月10日毎日放送）