自分からの支持を争う2人に競わせ、負けた側を切り捨てるのは、安倍総理の常套手段。自民党の要職に就けた女性幹部にしても、自民党と連携を希望する他党にしても。シンプルだが、有効な手だ。
それが分かっているから、昨日の今日で、松井も強気に出てくる。誰かの腹話術人形もお供でしゃしゃり出てくる。「自派有利」と分かっているから。
場所は大阪、口実は大阪都構想だが、本当の戦場は東京、狙いの本命は来年の参院選。半年後、安倍晋三の寵を得ているのは、大阪維新の会もとい「おおさか維新の会」と公明党、さて、どちら側だろうな。
22日投開票の大阪府知事選で再選した地域政党「大阪維新の会」の松井一郎氏と、大阪市長選で初当選した同党の吉村洋文氏は23日、民放各社のテレビ番組に出演し、大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」への再挑戦で、公明党の協力に期待を示した。
大阪維新は都構想の制度設計を見直し、再び住民投票に持ち込みたい考えだが、府・市議会で過半数に満たない。松井氏は「公明党はダブル選挙の民意を見定めようということだったと思う」と指摘。吉村氏は「前向きに話をさせていただけるようお願いしていきたい」と述べ、非維新陣営と一定の距離を保った公明党に秋波を送った。
(11月23日 時事通信)
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