PKOが出張っていた段階で、被災したハイチは戦場と同じ混迷の地だったわけで。戦場じゃ、男は殺され、女子供は犯されるか体を売るのが当たり前なわけで。そういう意味で、物資と引き換えにハイチの女性が体を売る羽目になったのは、戦場の風景としては普通だな。コトの美醜はともかく。
むしろ大事なのは、天災によって、昨日までの平和な街角が簡単に血なまぐさい戦場に変わるか否か、変わってしまう国や社会かどうかって点だよな。天災で傷ついた日常が、非日常の一コマで踏み止まるか、無法の地獄にまでいきなり堕すか。この差はデカいぜ。
いずれ大震災に襲われること確実な日本は、どうだろうな。平和な日常の中で自分から地獄に堕ちている連中は、既にゴロゴロいるが。
5年前に大地震に襲われた中米ハイチの女性200人以上が、国連平和維持活動(PKO)の隊員から支援物資などを受け取るために「取引の性交渉」に応じたと国連調査に証言していることがわかった。対価として食料や薬などを受け取っていた。同様の証言はアフリカからも相次いでおり、国連は再発防止策の検討に入った。
朝日新聞が入手した、国連内部監査部の報告書(先月15日付)で明らかになった。報告書によると2014年に実施された調査に、ハイチの231人(うち男性2人)が、PKOのハイチ安定化派遣団(MINUSTAH)の隊員との「取引の性交渉」を認めた。地方の女性は飢餓のほか、住居や乳児用品、薬などの不足が隊員との関係のきっかけになることが多かった。都市部の女性は装飾品や洋服、テレビ、高価な下着、ノート型パソコンなどを受け取っていたという。
ハイチでは10年の大地震で30万人以上が死亡、150万人が住居を失った。3月末時点で7千人以上のPKO隊員が駐留している。
性的な搾取問題で証言が多いのは、ハイチのほか、リベリアや南スーダン、コンゴ民主共和国のPKO部隊。リベリアでは18~30歳の女性489人への調査で、25%以上がPKO隊員との取引の性交渉を証言したという。国連は隊員に対し、支援物資などを見返りとした性交渉と、18歳以下との性交渉を禁じている。
報告書は「取引の性交渉は常態化している」と警告している。国連のデュジャリック報道官は10日の会見で「国連事務総長は、この問題でいかなる違反も許さない立場を決意している」と述べた。(ニューヨーク=金成隆一)
(6月11日 朝日新聞)
ここで「真選組 ♀」を紹介。
なにこの無駄に豪華な「今編のためだけの」女性声優陣
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