「実績と手腕から見て順当」とは言ったが、「腐敗した組織のトップの身の処し方として正しい」とは言っていないあたりに、「アジア4.5枠維持」味の毒饅頭を喰ったと思しき大仁氏にも、良心の欠片が残っていたと信じたい。
「信じちゃいねーけどよ」
しかし、大一番の総会に人妻愛人同伴で出席するあたり、自身の意気軒高アピール目的のパフォーマンスだとしても、プラッターの図太さは尋常じゃないよな。この先、UEFAやCONMEBOLがFIFAからの離脱やW杯ボイコットなんてことを言いだしても、カエルの面にションベン経由な対抗策を打ち出してきそうで、そのなんだ、困る。
国際サッカー連盟(FIFA)総会に出席していた日本サッカー協会の大仁邦弥会長が31日、羽田空港着の航空機で帰国した。幹部らの汚職疑惑事件に揺れる中での総会でブラッター会長が5選されたことに「これまでの実績と手腕などが評価された。順当というか」と感想を語った。
会長選でアジア・サッカー連盟(AFC)はブラッター会長支持を表明していたが、「最終的に誰に入れたかは今後に影響があるので言えない。我々自身で判断して入れた」と明かさなかった。
FIFAの一連の騒動について「これまでいろいろ疑惑が出た時点で手を打てなかった。自浄作用が働かなかったのは大きな問題」と述べ、ブラッター会長の責任についても「世界のトップには、大陸連盟を指揮する責任がある」と指摘した。
また、ワールドカップ(W杯)の2018年ロシア大会、22年カタール大会のアジア出場枠が4.5(0.5は大陸間プレーオフ出場枠)で維持されたことについて「危機感があったが、一安心した。次のW杯が大事」と話した。【大島祥平】
(5月31日 毎日新聞)
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