労働党は、手を組むと見做されていたSNPが掲げる「英国分裂」構想に対する、国民の大半からの拒絶反応の余波を喰らって惨敗。
反EU・反移民に偏る英国独立党と中道左派の連立与党ヤドリギ・自由民主党は、「そういうの&国政の本筋を任せるのは保守党だけでいいわ」と見限られて惨敗。
SNPは、躍進したとはいえ、所詮は「北部スコットランドという田舎の力持ち」。
保守党は、「EUに振り回されない、昔ながらの大英帝国の姿を望む英国民」の支持を得て、大勝した。
「理には叶っている予想外の事態」というべき結末に終わった、2015年の英国総選挙。経済政策や福祉政策など、普通の争点を巡る普通の選挙戦で終わっていれば、投票日寸前にこんな大規模な地殻変動は起らなかっただろう。
「示唆的ね」
色々と。つまるところ、大衆は理屈より感情で動く。条理より心情に流される。
個人的には、「もし投票日前にシャーロット殿下が生まれておらず、英国民の好意がいつも以上にロイヤルファミリーに寄せられていなかったら、どの位、保守票が減っていたか」に興味があるね。きっと、興味深い結果が出ただろうな。今日の結果から考えてみると。
イギリスの総選挙はこれまでの開票の結果与党・保守党が単独で過半数の議席を獲得して勝利し、キャメロン首相が続投する見通しになりました。
イギリスの総選挙は、7日投票が行われ、開票作業の結果、日本時間の8日午後8時40分現在、議会下院の650議席のうち、98.9%に当たる643議席が確定しました。公共放送BBCの開票速報によりますと、これまでにキャメロン首相率いる与党・保守党は326議席を獲得し、単独で過半数の議席を獲得して勝利しました。
この結果、キャメロン首相は続投して2期目の政権を担う見通しになりました。キャメロン首相はエリザベス女王のいるバッキンガム宮殿を訪れ、新政権を率いる意向を伝えたものとみられます。
一方で、最大野党・労働党は230議席、保守党と連立を組んでいた自由民主党も8議席と大幅に議席を失っています。
また、スコットランドの独立を目指すスコットランド民族党は56議席を獲得し、改選前の6議席から躍進しました。
労働党のミリバンド党首は先ほど「多くの労働党の議員が議席を失った責任は、すべて私にある」と述べて、党首を辞任する意向を明らかにしました。当初は、保守党と労働党は激戦の末、いずれも過半数には届かないという見方が強かっただけに、市民が「もっと接戦になると思っていた」と話すなど、今回の結果は驚きを持って受け止められています。
(5月8日 NHK)
ここで「【艦これ】第11回 第七駆逐会議」を紹介。
しゅーる。
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