箱根山の噴火の可能性高まる? ~ 噴火警戒レベル1から2へ、大涌谷周辺に避難指示

 つい2日前に「噴火の可能性は低い」と発表した直後のコレ。箱根の山の地下で、目に見えての変化が発生しているということなんだろうな。

 仮にだけど、箱根山が本格的に噴火したら、その被害は富士山の噴火の比じゃない。首都圏は灰に埋まるし、ライフラインは物流から電気まで総じてマヒする。じたばたしたところで始まらない。静かに覚悟して、事後に備えるしかないよ。その時、生きていればだけど。

大涌谷周辺に避難指示 箱根ロープウェイ運休

 神奈川県の箱根山に火口周辺警報が出されたことを受けて、地元の箱根町は大涌谷の半径およそ300メートルの範囲に避難指示を出すとともに「箱根ロープウェイ」を全線で運休するなどの新たな規制を明らかにしました。

 これは箱根町の山口昇士町長らが記者会見して明らかにしたものです。

 町では4日から大涌谷周辺の半径およそ3キロの範囲にあるハイキングコースなどへの立ち入りを禁止していますが、火口周辺警報が出されたことを受けて、新たに6日午前6時すぎに大涌谷の半径およそ300メートルの範囲に避難指示を出しました。この範囲には住民はいませんが、町では人が立ち入っている可能性があるための措置だとしています。

 また、町では「箱根ロープウェイ」を全線で運休するほか県道734号線については大涌谷のおよそ1キロ手前の大涌谷三差路で通行止とする、さらに大涌谷に続くハイキングコース、自然探勝歩道を閉鎖する措置をとりました。

 箱根町はこれらの措置を噴火警戒レベルが下がるまで続ける方針です。

 記者会見で箱根町の山口町長は「1年を通じて最も観光客が多い時期に厳しい火山活動になった。今回の措置はごく限られた範囲のものだが、町全体に影響があるという風評被害を心配している。観光客から心配の声も上がっていると聞いているので、早く収束してほしい」と話していました。

(5月6日 NHK)

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