【呉越同舟】スカイマークの再建支援にANAが参加【同床異夢】

 かたや、スカイマーク嫌いだが、スカイマークの羽田発着枠が他所のエアラインに持っていかれるのには、我慢がならないANA。かたや、ANA憎しだが、他のエアラインがみんな逃げてしまい、ANAに頼るしかないスカイマーク。

 嫌悪し合う者同士による妥協の産物な、本日の合意。ああっ、なんて、はーとうぉーみんぐ。

f:id:kagura-may:20150422234609j:image:w300

「疲れるわー」

 商売的にはどっちもどっちだろうし、実際その通りなんだが、個人的に「より嫌い」なのはインテグラル。世間の皆さん、佐山展生のロマンスグレーに騙されすぎやろ。

スカイマーク5年以内に再上場へ 支援のANA、ファンドと180億円出資

 民事再生手続き中のスカイマークは22日、経営再建に向けたスポンサーとして、全日本空輸を傘下に持つANAホールディングス(HD)を選んだと発表した。ANAHDは、2月にスポンサー契約を結んだ投資ファンドのインテグラル(東京)などとともに総額180億円を出資し、5年以内の株式再上場を目指す。

 株式価値をゼロにし、株主の権利を消滅させる100%減資を実施。インテグラルが50・1%、ANAHDが最大19・9%を新たに出資する。残りはANAHDの取引先の銀行団が出資する方向で調整している。

 スカイマークは5月29日までに再生計画案を東京地裁に提出し、6月の債権者集会で可決を目指す。

 スカイマークの有森正和社長と井手隆司会長は、再生計画案が東京地裁や債権者に認められた段階で退任する。後任の社長はANAHDが、会長はインテグラルがそれぞれ指名する。

 東京都内で記者会見したインテグラルの佐山展生代表は「(再生計画案に対し)大口債権者の同意を得るには、航空会社の支援が必要」と話した。

(4月22日 産経新聞)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です