今の日本はビジネスSNSのブレイク前夜か?な件について

 グローバル・スタンダードな「LinkedIn」は、日本上陸4年でやっとユーザー100万人。日本ローカルの「Wantedly」は正式サービス開始3年で足元急成長の55万人。転職系をはじめとして、日本じゃビジネス系SNSはイマイチ伸びないというのが定説だったけど、状況は少しずつ変わりつつあるのかな。

 「LinkedIn」と「Wantedly」を比べてみると、やっぱ、SNSも日本向けにカスタマイズされたものが受け入れやすいんだろうか。ガラケーの国・ジパングなだけに。それとも、求人企業やプロジェクトの立ち上げ組織側が、やっとソーシャルリクルーティングに目覚めたということだろうか。ICTを使った組織運営後進国・日本なだけに。

 いずれにしても、SNSを使う人たちの情報を企業や社会が使いこなせるようになってはじめて、ビジネスSNSにとっての「ビジネス」環境が整ったと言える。その時に重要となるキラーコンテンツやサービスは何だろな。ATSのようなシステムか。それともブティック型クラウドソーシングのようなアウトソーシングサービスか。

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 はたまた、身内オンリー向けにクローズドされた、禁断の戦術情報ネットワークか。

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 労働者派遣法の改正がどうなるかわからないけど、労働市場関連の規制緩和が進む中、人材がらみの新しい事業チャンスが、ビジネスSNS周辺で生まれてきそうな気がするんだぜ。なんとなくだけど。

SNS:ビジネス特化型の利用者増 国内ベンチャーも参入

 ビジネスに特化したソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が、日本でも広がりつつあります。柴沼均記者が取材しました。

 ビジネスSNSの代表格は「リンクトイン」(本社・米国)。世界で3億人、日本では100万人の利用者がいる業界最大手だ。米国では名刺の交換後、リンクトインで相手のページを検索し、相手をチェックする人も多いという。

 利用者は、仕事の経験や能力などを自己紹介欄に登録。それを見れば、商談相手がどのような人物かが分かる。自分の能力もアピールでき、グローバルな人材の中途採用に活用する企業も増えている。

 利用者のつながりも重視。企業ページを見ると、このアプリを使っている従業員が分かり、自分と共通のつながりを持った人も調べられる。英語版だけだが、ブログのようなサービスもあって、情報収集もできる。

 国内ベンチャーも出てきた。2010年に創業した「ウォンテッドリー」(東京都港区)の仲暁子社長(30)は「ビジネスSNSでつながり、過去に出会った人たちとの人脈を活用してほしい」と話す。このSNSでは、やりがいなどを重視し、自己紹介の欄には「この先、やってみたいこと」などの希望が書ける。主に、エンジニアなどが転職する際に活用されているが、給与などの条件ではなく、価値観が合うかどうかでマッチングさせている。さらに、企業ページ向けに「話を聞きに行きたい」ボタンがあり、双方に関心があれば、オフィスの見学もできる。こうした特徴が受け入れられて、利用者はすでに55万人に上るという。

 ビジネスSNSは仕事関連に特化しているため、プライベートで使うSNSと分けて使うには最適だ。ビジネス機会の創出にもなり、今後の市場拡大が期待される。

(3月7日 毎日新聞)

 ここで「東方だろう!」を紹介。


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平和だねー。

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