「自公323/475」2014衆院選予想・小選挙区+比例区序盤&「自公104/180」2014衆院選予想・比例区編(2014/12/5)
このエントリー↑を書いた時、結構自公に厳し目な予想はしてたんですが、とてもじゃないけど、12/14はこんなもんじゃ終わらなさそうです。とりあえず、この1週間での主な変化を3点。
1つ目、無党派層が一気に自民に流れた。1週間前の自民300議席越え報道以降、特に。典型的なバンドワゴン効果だねー。こういうのはあんまり好きじゃない。最近のアニメ最萌トーナメントもそうだけど、無党派層ってのは、支持(萌え)より勝ち馬に乗ることばっかり考えやがる。それ故の無党派層であるのは、分かっちゃいるんだけどさ。
2つ目、民主と維新が接戦区で総じて劣勢に。北海道や埼玉はともかく、千葉・東京・愛知・大阪・兵庫で自民候補と接戦をやってた民主・維新の候補の大半が敗色濃厚。
3つ目、投票率は低下する。以前は60%と設定してましたが、投票日当日は寒空な荒天とか。加えて、このシラケムードでしょ。54%に下方修正。党別の基本得票率は、自民:公民:民主:維新:共産:その他流動=38:13:17:11:9:12から、40:14:17:8:9:12へ変更。
以上を踏まえて、修正した予想は以下の通り。
- 北海道ブロック
(旧)
小選挙区(定数12):自民8、公明1、民主3
比例区(定数8):自民3、公明1、民主2、維新1、共産1
↓
(新)
小選挙区(定数12):自民8、公明1、民主3
比例区(定数8):自民3、公明1、民主2、維新1、共産1
北海道は、小選挙区と比例区ともに変更なし。民主が獲れる小選挙区は、横路の1区、佐々木の6区、逢坂の8区。
- 東北ブロック
(旧)
小選挙区(定数25):自民18、民主6、生活1
比例区(定数14):自民6、公明2、民主3、維新2、共産1
↓
(新)
小選挙区(定数25):自民20、民主5
比例区(定数14):自民6、公明2、民主3、維新2、共産1
岩手4区、小沢@生活落選確実。引導を渡すのは藤原@自民。小沢王国が遂に終焉か。
- 北関東ブロック
(旧)
小選挙区(定数32):自民22、民主7、諸派・無所属3
比例区(定数20):自民9、公明3、民主3、維新3、共産2
↓
(新)
小選挙区(定数32):自民24、民主5、諸派・無所属3
比例区(定数20):自民9、公明3、民主4、維新2、共産2
埼玉、自民:民主=8:6から10:4へ。比例最後の1議席は、維新から民主へ。
- 南関東ブロック
(旧)
小選挙区(定数33):自民23、公明1、民主7、維新1、諸派・無所属1
比例区(定数22):自民10、公明3、民主4、維新3、共産2
↓
(新)
小選挙区(定数33):自民25、公明1、民主5、維新1、諸派・無所属1
比例区(定数22):自民10、公明4、民主4、維新2、共産2
千葉の民主勢、4区の野田以外は防戦一方。1区と15区で意地を見せられるか。比例最後の1議席は、維新から公明へ。
- 東京ブロック
(旧)
小選挙区(定数25):自民17、公明1、民主6、維新1
比例区(定数17):自民8、公明2、民主3、維新2、共産2
↓
(新)
小選挙区(定数25):自民21、公明1、民主2、維新1
比例区(定数17):自民8、公明2、民主2、維新2、共産3
海江田@1区、菅@18区、落選確実。野党が獲れる小選挙区は、長妻@民主の7区、柿沢@維新の15区、長島@民主の21区のみ。共産が比例でまさかの3議席目か。
- 北陸信越ブロック
(旧)
小選挙区(定数19):自民15、民主4
比例区(定数11):自民5、公明1、民主2、維新2、共産1
↓
(新)
小選挙区(定数19):自民16、民主2、維新1
比例区(定数11):自民5、公明1、民主2、維新2、共産1
民主は新潟で3区の黒岩以外、競り負けているのが痛い。維新の1議席は、長野3区の乱戦を制した井出。
- 東海ブロック
(旧)
小選挙区(定数33):自民19、民主12、維新1、諸派・無所属1
比例区(定数21):自民9、公明3、民主4、維新4、共産1
↓
(新)
小選挙区(定数33):自民25、民主8
比例区(定数21):自民9、公明3、民主5、維新3、共産1
愛知の民主の戦線崩壊。2区の古川、5区の赤松、11区の古本、13区の大西以外はおそらく討ち死に。
- 近畿ブロック
(旧)
小選挙区(定数48):自民27、公明6、民主6、維新8、諸派・無所属1
比例区(定数21):自民11、公明5、民主4、維新6、共産3
↓
(新)
小選挙区(定数48):自民32、公明6、民主7、維新3
比例区(定数21):自民11、公明5、民主4、維新5、共産4
維新の退潮は目を覆うばかり。小選挙区で議席を獲れるのは、大阪1区の井上、大阪14区の谷畑、大阪17区の馬場のみ。
- 中国ブロック
(旧)
小選挙区(定数20):自民18、諸派・無所属2
比例区(定数11):自民5、公明2、民主2、維新1、共産1
↓
(新)
小選挙区(定数20):自民18、諸派・無所属2
比例区(定数11):自民5、公明2、民主2、維新1、共産1
ここは変更なし。
- 四国ブロック
(旧)
小選挙区(定数11):自民11
比例区(定数6):自民3、公明1、民主1、維新1
↓
(新)
小選挙区(定数11):自民10、民主1
比例区(定数6):自民3、公明1、民主1、維新1
香川2区の玉木@民主が意地を見せて、四国唯一の小選挙区の野党議席をGETへ。
- 九州ブロック
(旧)
小選挙区(定数37):自民32、民主1、共産1、社民1、生活1、諸派・無所属1
比例区(定数21):自民9、公明3、民主3、維新3、共産2、社民1
↓
(新)
小選挙区(定数37):自民31、民主2、共産1、社民1、生活1、諸派・無所属1
比例区(定数21):自民9、公明3、民主4、維新2、共産2、社民1
福岡1区、自民の内ゲバをついて山本@民主が漁夫の利。
以上を受けて、現時点での小選挙区と比例区の政党別予想は次の通り。
政党名 選挙区予想 比例予想 合計 自民党 230 78 308 公明党 9 27 36 民主党 40 33 73 維新の党 6 23 29 共産党 1 18 19 社民党 1 1 2 生活の党 1 0 1 次世代の党 2 0 2 諸派・無所属 5 0 5 合計 295 180 475
一応、投票日前日にも再修正するつもりですが、大きくは変わらないかな。それにしても、景気良く偏ったもんだ。
この一週間に無党派層が流れたというのは間違いでしょう
解散風が吹き出した世論調査の時から無党派層は自民党支持の傾向でしたから。
ついでにいうと、最初から300超えを予測してた、とある所では、
"予測を修正する人は、前回と修正回との間に無党派層が流れたと、
言い訳をするでしょう、常套句ですので。"と予言されてましたよw
まぁ、勝ち馬現象ではないでしょうね。
民主党の失政が忘れられるような時間はたってないってだけですよ
()さん
コメントありがとうございます。
私自身は自民党支持派で、前回予想ももともと290議席は読んでいたので、
今回の上方修正にそれほどネガティブではないのですが、
接戦区の風向きをみていると、上記のような感触を得ました。
ちなみに東京や愛知では、目先、民主側に少し揺り返しも起きているようです。
アンダードッグですね。
もとより、自公圧勝で決まっている総選挙。この辺りのフラフラしている層の動きで、
どんな想定外な事態が起こるか位しか見どころはないですね。
それでは、今後ともよろしくお願いします。
あと、ついでながら、
今回の総選挙で一番わりを喰っているのは民主ではなく、
前回、無党派層や浮動票の受け皿になっていた旧維新勢力だという事実を
忘れてはいけませんね。