「われわれは、生体力学と生理学の観点から人間の歩行を研究し、なぜ人間の歩行は効率がいいのかを理解しようとしている。そしてその知識を、人間の筋肉や腱と並行して作動し、それらの機能を模倣するロボットのソフトウェア設計に応用する計画だ」
「人間が装着するパワードスーツ」の開発としては、至極まっとうで地に足が着いたアプローチ。どこぞの張りぼて日の丸ロボットスーツとは訳が違う。流石はハーバード大と言うべきか。
それにしてもDARPAは、相変わらずいい引きをしてるわ。コンセプトといい、基礎理論の完成度といい、要素技術の転用領域の広さといい、「Soft Exosuit」は間違いなく成功するよ。体型を殆ど変えないスーツの上に着けるものが、武装だろうと、装甲だろうと、つなぎだろうと、萌えコスプレだろうとなんでもござれってだけでも、ビジネスチャンスは、既存の他社製パワードスーツの遥か上を行く。
「290万ドル?。お得なお買い物でしたわね、国防総省さん」
スペースシャトルの後継機レースから、こないだ事故ったスペースXを外さなかったNASAといい、こういうことでの米国の見切りの良さは、流石だわ。
「柔らかい外骨格スーツ」、ハーヴァード大が開発:DARPAが290万ドルを支援
ハーヴァード大学のチームは、軟質材料を使って、必要なときに適度に筋力を増強できる外骨格スーツ「Soft Exosuit」を開発している。
ハーヴァード大学ワイス応用生物学エンジニアリング研究所のチームが、軟質材料を使って、人間の関節や筋肉を模した外骨格スーツ「Soft Exosuit」を開発している。
これまでの外骨格スーツ(日本語版記事)には、「かさばって不格好」という問題があったが、ハーヴァード大学チームは、従来のものより人体にフィットするよう設計することで、この問題を解決したいと考えている。現在開発されているモデルは、装着してもズボンのように見えるデザインだ。
上の動画のなかで、ハーヴァード大学のコナー・ウォルシュは次のように説明している。「われわれは、生体力学と生理学の観点から人間の歩行を研究し、なぜ人間の歩行は効率がいいのかを理解しようとしている。そしてその知識を、人間の筋肉や腱と並行して作動し、それらの機能を模倣するロボットのソフトウェア設計に応用する計画だ」
ウォルシュ氏の説明によると、人間が歩行する際には、筋肉の働きで「突然一気に力がみなぎって」、脚が振り子のようになるのだという。こうした仕組みを慎重に模して、装着者が楽々と仕事をこなせるようにするのが、Soft Exosuitの目標だ。
スマートズボンに縫い込める新型のソフトセンサーを利用して、動きや力をモニタリングし、これを分析して、経路を予測したり、適切な支援を行ったりする仕組みだという。ウォルシュ氏は、「装着者にとって適切なタイミングで適度な支援を行う」と説明している。
米国防総省の国防高等研究計画庁(DARPA)は、同チームの研究に期待が持てると考えているらしく、つい最近、Soft Exosuitの開発資金として290万ドルを提供した。
DARPAは、10年以上前からこの分野の研究を支援している。2013年5月には、服の下に着る軽量なスキンスーツ「Warrior Web」(日本語版記事)の詳細も明らかにした。装着すれば、最大27kgの荷物を運べるようになるというものだ。
(9月17日 wired.jp)
ここで「【艦これMMD】春雨センターの白露型7人で「shake it !」」を紹介。
ほのぼの。
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