1978年に「無敗3位」を成し遂げた王者ブラジルを破ってというのが、感慨深い。グループリーグでは前回王者スペインを撃砕しての快挙というのが、さらに感慨深い。
しかし、今日の試合、一番感慨深かったのは、試合前「3位決定戦なんてやってらんねー」とぼやいていたのに、試合開始直後にフルスロットルで飛び出したロッペンと、「3位決定戦に意味があるのか?」と懐疑的コメント出していたのに、本番ではブラジル相手に第3GKを出場させるという温情采配までやらかして、「現行システム史上初」本大会で登録23選手全員を出場させたファンハール。
「このツンデレめっ♪」
オランダのファンハール監督は試合終了間際の後半48分、守護神シレッセンに代えて背番号22のGKフォルムを投入。ブラジルにとっては屈辱の交代となったが、オランダはこれで全23選手出場という“快挙”を達成した。
2点リードで前半を折り返し、後半途中からは無理をせずボールを回して時間をつかう余裕の試合運び。後半ロスタイム1分過ぎには右クロスからMFワイナルダムが決定的な3点目を決め、オランダの勝利は揺るがぬものとなった。ここで“マジック”を披露したのがファンハール監督。今大会これまで出場機会のなかった30歳の第3GKフォルムをピッチに送り出す粋な采配で、優勝を逃した大会をハッピーエンドで締めくくった。
準々決勝コスタリカ戦では延長終了間際に“PK専用GK”クルルを投入。背番号23は期待に見事応えてキックを2本決め、チームを4強に導いた。フォルムはわずか2分強の出場で、ゴールキックを蹴った瞬間に試合終了のホイッスル。見せ場はなかったが、10年南アフリカ大会で代表に選出されながら出場機会がなかったフォルムにとって貴重な2分間となった。
(7月13日 スポニチアネックス)
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解体SEやめたげて。
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