ドイツのゴツい戦車技術と日本の軽妙な車体開発力の融合、いや、ハイブリッドか。
「ポルシェティーガー ver.21世紀&日独共同開発」という単語が、脳裏に浮かぶ。
いい戦車が出来そうだ。技術の共同開発だけでも価値がある。トルコとの話は立ち消えになっちゃったが、こっちは上手く進めばいいね。
防衛省は防衛装備品開発のコスト削減などのため、ドイツとの共同開発を目指し調整に入る方針を固めた。戦車技術の相互提供を念頭に置いており、月内にドイツで事務レベル協議を開催し、具体的な検討に着手する。武器輸出三原則に代わる防衛装備移転三原則で防衛技術の海外移転要件が緩和されたことを受けた措置。北大西洋条約機構(NATO)主要国であるドイツとの安全保障協力を深める狙いもある。
ドイツ陸軍の戦車「レオパルト2」はオランダ、オーストリア、スペイン、デンマークなどが採用し、欧州各国の標準装備となっている。陸上自衛隊の90式戦車は、レオパルト2の開発企業の一つであるラインメタル社の砲身を輸入して使用しており、日独間では戦車開発での交流実績がある。
防衛省はまず、ドイツに対し、戦車関連技術の相互提供を働き掛ける意向。陸自最新鋭の10式戦車の特性である小型・高機動性をドイツ側にアピールし、将来的にはレオパルト2と90式の後継機の共同開発の可能性も模索する。
スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が発表した2009~13年の報告書によると、ドイツは米国、ロシアに次ぐ世界第3位の武器輸出国。防衛省はNATO有数の技術力を持つドイツとの連携を実現し、装備品開発費の抑制につなげたい意向だ。日本は既に、米、英、仏、オーストラリアとも装備品共同開発を進めている。
(6月7日 時事通信)
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