ロボットスーツ「HAL」のサイバーダインが、3月末にマザーズ上場

個人的には「あー…旦那、遂にやっちゃったか…」な苦笑い事案。昨年末のIPOを一度跳ばしての再トライと聞いているけど、実のところはどうなんだろうねえ。とりあえず、注目すべきは、

 公募122万株、売り出し89万株(オーバーアロットメントによる売り出し30万株)を行う。公開価格決定は3月17日。主幹事はSMBC日興証券。

こいつの中身だな。当然、普通株上場だよな?。まさか、伊藤園や最近のFacebook、あるいは未上場時の増資ならともかく、配当原資の無い赤字企業が、「乗っ取り怖さに」無議決権株ばかりの上場を強行するなんてことは無いよな。あくまでも一般的な意見だけど、まさかそんなことは無いよな。

無いよね?山海の旦那。

ロボットスーツ「HAL」のサイバーダインがマザーズ上場へ

東京証券取引所は2月19日、人体に装着して使うロボットスーツ「HAL」などの研究開発を手がけるサイバーダインのマザーズ上場を承認した。公開予定日は3月26日。証券コードは「7779」。

医療・福祉・介護分野向けロボットスーツの開発・製造・販売を目的に2004年に設立。08年には大和ハウス工業とロボットスーツ販売の代理店契約を結んだ。国内外の病院でHALを使った臨床試験が行われるなど、グローバルで事業を拡大している。

13年3月期の売上高は2億8645万円、経常損失は5億6582万円、純損失は5億7332万円。公開された09~13年の決算は5期連続の赤字だが、赤字幅は徐々に縮小している。

公募122万株、売り出し89万株(オーバーアロットメントによる売り出し30万株)を行う。公開価格決定は3月17日。主幹事はSMBC日興証券。

(2月19日 imediaニュース)

1 個のコメント

  • http://mw.nikkei.com/tb/#!/article/DGXNASGD190AB_Z10C14A2TJ0000/
    サイバーダイン、3月上場 介護用の装着ロボ開発
    種類株活用で国内初

     東京証券取引所は19日、筑波大学発のロボットベンチャー、サイバーダイン(茨城県つくば市)の東証マザーズ上場を承認したと発表した。上場は3月26日。上場株式の10倍の議決権がある種類株を経営者が持ち、上場後も実質的に支配権を握る仕組みをとる。こうした種類株を使った新規上場はグーグルやフェイスブックなど米IT(情報技術)企業に多いが、日本では初めて。
     サイバーダインは筑波大学大学院教授で同社社長の山海嘉之氏が開発したロボットスーツHALで知られる。障害を持つ人の歩行訓練など福祉分野で活用されている。
     想定公開価格は1株2700円で、上場時に約30億円を調達する計算。議決権が10倍の種類株を保有する山海社長は、上場後も議決権ベースで約9割を握ることになる。
     この仕組みでは、買収されにくく長期的な経営ができる一方、株主の監視が利きにくくなるとの指摘もある。同社は「(買収で)軍事産業に転用される可能性があり、平和目的での利用を確保するため」としている。

    日経新聞の昨夜半の追加記事。
    やっぱりこう来たよ。逆パターンよりはちょびっとマシだが、山海の旦那と上場直後のババ抜き勝者以外、誰も幸せにならんIPOを強行という点には変わらない。結末というか末路は歴史が決めてくれるだろうが、泣けるぜ。

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