サントリー食品上場。初値は公開価格比20円高の3,120円 ~ 主幹事の野村は良く頑張った

ブックビルの仮条件(3,000-3,800円)と市場の評価、そして公開価格3,100円を見て、「100円余分に積まされたな。野村は」と同情していた今回のIPO。

「ここまで無理呑ませたんだから、初値がどう付いても文句は言いなさんなよ。佐治さん」。今日は公募割れスタート、良くても終値で3,000円割るだろーなーと思って…たら、まーよく頑張った。久々に野村の底力を見たね。明日は分からんけど、とりあえずサントリー本家への顔も立って、ホッと一息と言ったところかな?>関係者。

今朝、迎えの車からアーバンネット大手町ビルの入り口を見ていたら、人だかりが出来てたんで、「何だろう?」と思っていたら、ちょうど鳥井のボンが取材を受けているところだったそうな。ちらりと見ただけだが取材陣は20-30人?。もし、サントリー本体が上場したら一桁違うマスコミが、あそこに集まるのかな。そうなったら、ちょっと壮観だね。

ともあれ、上場おめでとう。サントリー食品インターナショナル殿。

サントリー食品上場、初値は3120円 時価総額1兆円に迫る

清涼飲料大手のサントリー食品インターナショナルは3日、東京証券取引所1部市場に上場した。初値は公開価格を20円上回る3120円で、これに基づく時価総額は1兆円に迫った。現時点で、今年最大の大型IPO(新規株式公開)となる。

証券会社が投資家の需要などをもとに算出した公開価格は3100円だった。初値に基づく時価総額は9640億円で、平成22年12月の大塚ホールディングス以来の規模となる。

初値が公開価格を上回ると、事前の公募で買った投資家が売却しやすくなり、その資金で他の銘柄を買うなどして市場活性化につながる。しかし、公開価格を上回ったのはわずかで、市場では「手数料を考えると売却しにくい水準」(ネット証券)との見方が強かった。清涼飲料だけで1兆円規模とされたサントリー食品の時価総額が、酒類なども合わせたアサヒグループホールディングス(約1兆2000億円)などと大きな差がないことから「割高」との見方が広がり、初値が伸びなかったようだ。

一方で、「食品で時価総額1兆円規模の企業は少ないので、国内外の機関投資家が分散投資する銘柄の一つとして買われていくだろう」(大手証券)と、今後、有力株の一つとして存在感を高めるとの観測もあった。

サントリーグループ全体の資金調達額は約3900億円。サントリー食品はこのうち2900億円程度を調達し、M&A(企業の合併・買収)などにあてる考えだ。

(7月3日 産経新聞)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です