ソニー・日産自動車・NECがLi-ion二次電池事業を統合へ ~ 「第二のエルピーダメモリ」を産むだけの超愚策。3年ばかし打つ手が遅すぎだ。

車載用も含めて、Li-ion二次電池は既にコモディティ製品なんだよ。価格勝負(≒体力勝負、薄利多売勝負)しかできない商品なんだよ。3年前ならともかく、既に韓国に供給能力で逆転を許した現状で、今更体力勝負を仕掛ける企業を設立するとか、産業革新機構も、何トチ狂ったプラン提示してるんだ。

技術流出を危惧?。だったら、B787の搭載電池で問題起こしたBMS(バッテリー・マネジメント・システム)のようなLi-ion二次電池周辺のコア部品の開発・製造機能、正負極材や電解質用の新素材やナノ加工技術を持っている企業の統合や支援に力を割け。Li-ion二次電池のアセンブリや全体設計を担っているソニー以下の大手電池メーカーの技術は、既に海外メーカーに追い抜かれとる。もう遅いんだよ。今から彼らを助けても無駄。エルピーダメモリのように。

どうせ目指すんなら、第二のエルピーダメモリじゃなく、第二のウィンテルを目指せ。これから3-5年先に勝機のある領域を見誤るな>産革の偉いさん御一同。

リチウム電池、ソニー・日産・NECが統合交渉

政府系の投資ファンドである産業革新機構が、ソニーのリチウムイオン電池事業を核とした業界再編に乗り出したことが分かった。

日産自動車・NECが共同で設立した電池会社との統合案が有力だ。リチウムイオン電池はソニーが1991年に世界で初めて商品化した“国産技術”で、機構は海外への技術流出を避けたい意向だ。

関係者によると、機構はソニーの電池子会社「ソニーエナジー・デバイス」と、日産・NECの電池会社「オートモーティブエナジーサプライ」の2013年度中の統合を目指し、交渉を仲介している。ソニーが電池子会社の株式の大半を日産・NEC側に売却し、機構も出資する案を軸に売却価格など細かい条件を詰めている。日産・NECとの交渉が不調だった場合は、他の国内企業との交渉に切り替える可能性がある。

(1月25日 読売新聞)

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