正しくないモノを許さない国・日本

最近、公私ともに腹の立つ不正や不条理に振り回されて、ついつい↑そういう国の姿を夢見てしまう次第。厳格さ故に成長とか寛容さとかダイナミズムとかは失うけど、それもまた良しじゃないかと最近思ったりもする次第。世界に1つ位、そういう清廉潔白さで売る先進国があってもいいんじゃないかと考える次第。

でも同時に、その思想には無理があるし、ぶっちゃけ独善に過ぎないんだろうなと自戒する次第。だって、それらの無理が生み出す歪は、いずれアングラ・ワールドの稼ぎと社会のストレスに転換されるだけなんだろうから。魔法少女@まどマギの救いと呪いの関係のように。禁酒法時代のアメリカのように。

経済産業省原子力安全・保安院の「やらせ疑惑」はじめ、政治家や社会上層部の欺瞞をチリ一つ許さない今の日本の一般社会の振る舞いは正しく見えるし、実際、民度の一面における高さの証明でもあるんだろうけど、その自制&自省心薄く他罰的衝動過多な振る舞いの行く末には、一抹の不安を禁じ得ない。「白河の清きに魚も住みかねて」じゃないけど、社会は程良く濁りがある方がよい。

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