偽装認知の疑いで男女を逮捕 改正国籍法違反を初適用

想定する必要のない位、想定内の事態。年初の「ザル化要素付き」改正のことは今さら言ってもしょうがない。ザル化を推進した輩のわきの甘さを今さら責めてもしょうがない。是非とも警視庁には、同法を軽視・悪用している本件の容疑者のような輩を虱潰しにし、日本国籍の価値を守って欲しい。そうでなくては、同法の改正の本来の趣旨は、永遠に曲解されたままだ。

と、ここまで書いても、昨年12月の時のように脊髄反射で噛みつく左巻きがいるから不思議なんだよなあ。この話題。そんなに触れられたくない対象なのかしらん?。「該当者さん」たちにとって(笑)。

それはさておき、本件について追加で気になるのは千葉景子法相の「ご判断」。こないだの「最高裁で退去処分決定が出た奈良の中国人姉妹」のケースのように、「司法の判断なんて知りません。私は個人的裁量で在留特別許可を出して救済します」なんて言いだしたら、流石に騒動の一つも起きそうですが…さて、どうなりますことやら。

 日本人男性を父親とするうその認知届を提出し、子供に日本国籍を取得させようとしたなどとして、警視庁組織犯罪対策1課は29日、国籍法違反(虚偽届け出)などの疑いで、いずれも茨城県土浦市在住、フィリピン国籍の無職、イトウ・マリサ・フローレス容疑者(31)=偽造有印私文書行使の疑いで逮捕=と、認知したラーメン店経営、内野道央容疑者(55)=同=を送検した。

同課によると、1月に施行された改正国籍法では、日本人の父と外国人の母との間に生まれた子供の日本国籍取得の要件から父母の結婚が削除され、認知届などを提出すれば国籍を取得できるようになった。改正国籍法を悪用した摘発は全国初。2人は容疑を認めている。

同課の調べによると、2人は6月、イトウ容疑者が4月に生んだ男児を内野容疑者が認知したとする虚偽の認知届を牛久市役所に提出。さらにイトウ容疑者が日本国籍の子の養育者として「定住者」の在留資格を得るため、偽造した内野容疑者の残高証明書を添付して在留資格変更許可申請届を東京入管に提出するなどした疑いが持たれている。

同課によると、男児はイトウ容疑者とフィリピン人男性との間に生まれた子供とみられる。イトウ容疑者は在留期間が終わる直前で、「子供が日本人の子として認知されれば、自分も日本に残れると思った」と供述している。イトウ容疑者は知人女性の仲介で内野容疑者と知り合ったといい、内野容疑者は「協力すれば30万~40万円もらえる約束になっていた」と供述している。

東京入管には両容疑者と子供の3人で写った写真も提出していた。

(10月29日 産経新聞)

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