燃料電池で飛行 プロペラ機開発 ボーイング 温室ガス排出せず

悔しいけど、こういう先進性じゃアメリカは日本の数歩先を行ってるなと実感。終戦後60年間で育て上げた航空機産業のバックボーンの差は大きすぎる…(TT)。だから今こそ頑張れMRJ!

 どうでもいけど、航空機というアプリケーションには、リチウムイオン二次電池よりも出力密度に優れる電気二重層キャパシタの方が向いていると思うけどね。あと、搭載した燃料電池はPEFC?SOFC?それともその他?。SOFCだったら嬉しいんだけどな。

 【ワシントン=渡辺浩生】米航空機大手ボーイングは3日、水素燃料電池をエネルギー源とした有人の小型プロペラ機を開発し、試験飛行に成功したと発表した。温室効果ガスを排出しない環境対応型飛行機の燃料システムとして応用が期待できそうだ。

プロペラ機は欧州の技術開発部門が欧米6カ国の企業の支援を受けて開発。2人乗りで水素燃料電池とリチウムイオン電池を組み合わせたハイブリッド型電池を搭載し、電気モーターでプロペラを回転させる。水を消費するだけで、二酸化炭素(CO2)を排出しない。

試験飛行はスペインのマドリード郊外で2月末から3月上旬にかけて、3回実施。高度1000メートルまで上昇した後、燃料電池のみに切り替えて、時速100キロで約20分間飛行した。

ボーイングは現段階で小型機や無人機の主動力源として利用が可能としているが、地球温暖化対策に役立つ代替的な燃料システムとして、将来的には大型旅客機にも活用できるように研究を続ける。

(4月4日 産経新聞)

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