「この中に一人、悪いなまはげが居る。お前やろ?」
「いえ、違います」
「なら、九九の七の段言うてみ」
「なないちがなな、ななにも隠さんでもええやないですか奥さ…」
「お前やーっ!!」
秋田県男鹿市の男鹿温泉郷で昨年の大みそかに、鬼の面を付けた若者たちが「泣く子はいねーがー」などと大声を上げて家々を回る国の重要無形民俗文化財「なまはげ」が行われた際、なまはげに扮(ふん)した男性1人が、旅館の大浴場に乱入し、女性客数人の体を触っていたことが12日、分かった。
男鹿温泉郷協同組合と周辺の町内会は、問題を起こした男性を厳重に注意し、男性が所属する町内会について、温泉郷でのなまはげ行事への参加を3年間禁止した。
(1月12日 時事通信)
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