「オタクイズビューティフル」チャンコ増田氏と「マネーの虎」のプロ経営者&出資者sのどちらが正しかったか、その答えがここにある!…のかどーかはわかんねーな。ぶっちゃけ(笑)。
アニメグッズの中でも人気が高い「抱き枕カバー」。29日~31日に東京ビッグサイトで開かれたマンガの祭典「コミックマーケット73」では、人気キャラがセクシーな姿で描かれた「コミケ限定版」が続々登場。1万円前後という高額でも相次いで完売するという超人気商品だ。オタク市場はこれ抜きに語れないと言われる抱き枕、その魅力とは……。
抱き枕は、長さ1メートル程度の細長い枕で、文字通り抱きついて寝たり、足を乗せたりして使用するもの。抱き枕カバーには、アニメやゲームの美少女が両面に描かれ、裏面は、パジャマや下着姿だったり、ちょぴりセクシーな絵が描かれているものが定番で、本当に抱き合って寝ている気分になれるのが人気のポイントだ。
こうしたキャラの抱き枕は、諸説はあるが、96年にゲーム雑誌の編集者が美少女恋愛ゲーム「To Heart」の好きなキャラクターと「一体感が楽しめる」というコンセプトで開発されたという説が有力とされている。
大手コスプレ衣装制作の「コスパ」によると、縦150センチ、横50センチ、円筒型のものが標準規格で、本体は5000円程度、カバーは倍近くの1万円前後が相場という。アニメ制作関係者は「本体さえあれば、すぐ別のキャラクターに手軽にチェンジできるのも魅力」と分析する。
コミケでは、オリジナルデザイン限定版が登場するため、人気のキャラが描かれたものは1日で1000枚を売り切ることもあるという。今回のコミケでは、アニメ「らき☆すた」の主人公・泉こなたがマンガを読んで寝ているポーズをデザインしたもの(6800円、キャラアニドットコム)や、人気ライトノベルが原作のアニメ「狼と香辛料」のヒロインで、少女の姿をした狼の神ホロのかなり過激なデザインの絵柄(1万円、ポニーキャニオン)などの抱き枕カバーが好調な売れ行きだった。
ゲーム「ギルティギア」シリーズのアークシステムワークスでは、美少女キャラのヴァレンタインの抱き枕を用意。もちろん裏面はかなりきわどいデザインで、女性客が多い初日、2日目は表面を、男性客中心の3日には裏面を展示する販売方法で、売り上げを伸ばしたという。同社の草葉隆和マーケティングディレクターは「この商品は男性ファンの購買にかかっている」と話す。
ふとんの中でも好きなキャラといっしょに居たい、というファン心理を突いた見事な商品だ。コミケで大好きなキャラの抱き枕を買ったファンは、いい初夢を見られるだろうか?【河村成浩、渡辺圭】
(1月2日 毎日新聞)
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