「らき☆すた」町興しイベント 埼玉の神社にオタクが大挙押しかける

こちらに続いての微妙な歩み寄り第二弾。堅気さんが下手にヲタイベントやって上手く行った例って…まあ、1回位ならいいじゃないかな?。とりあえず当日、同好の志諸氏は堅気の衆に気を遣おうな。

 埼玉県北葛飾郡鷲宮町の鷲宮神社で、大人気アニメ「らき☆すた」を使った町興しイベントが2007年12月2日に行われる。「萌え」系のアニメを使った町興しはかなり珍しく、首都圏からかなりのファンが押し寄せそう。主催する地元の商工会では「神社に入れない人も出るかもしれません」と期待と不安に揺れている。

■主要キャラクターゆかりの神社が鷲宮神社?

イベントの名称は「『らき☆すた』のブランチ&公式参拝in鷲宮」。開催時間は午11時30分~14時30分。「らき☆すた」に登場したキャラクターの声優の加藤英美里さん(柊かがみ役)、福原香織さん(柊つかさ役)、今野宏美さん(小神あきら様役)、白石稔さん(白石みのる役)が神社のお休み処「大酉茶屋わしのみや」に現れ、鷲宮神社を参拝したりする。「茶屋」も「白石みのるのスタミナ丼」などの特別メニューを用意。キャラクターごとの桐素材を使ったオリジナルストラップ(630円)や、ポストカード(3枚1組で350円)を販売する。

07年に放送されたアニメで最も人気のあったのが「らき☆すた」だが、こうした「萌え」系のアニメを使った町興しはかなり珍しい。主催する鷲宮商工会議所によると、07年7月まで町では「らき☆すた」を知る人はほとんどいなかったそうだ。きっかけになったのは、個人のブログに、

「鷲宮神社にオタクが集まってきて、治安が悪くなっている」

などと書かれたこと。それを読んだマスコミから商工会議所に問い合わせが相次いだ。アニメの中に主要キャラクター柊姉妹ゆかりの神社が出てくるが、「その神社のモデルは鷲宮神社らしい」という話がネットで広まって、ファン達が全国から集まって来たのだ。「治安が悪くなった、などということは全くありませんで、それで商工会議所の職員が鷲宮神社に参拝に来た人に、『らき☆すた』ってなんですか?どこからいらっしゃったんですか?などと『突撃』質問させていただきまして、勉強したわけです」と商工会議所はJ-CASTニュースに話した。オタクが神社に来るという「珍現象」をメディアが取り上げ、鷲宮の知名度がアップ。そこで「町興しにつなげられるのではないか」と考えた。

「まさにノリ」

で07年9月上旬、「らき☆すた」の原作を出している角川書店に相談、協力を快諾してもらった。

■商店街大売出しにも「らき☆すた」のキャラ

12月2日開催は、キャラクターを演じた声優達のスケジュールがたまたま開いて決まった。「鷲宮にとって、12月2日は、特に意味のある日ではないのですが、『らき☆すた』を機会に、この時期になったら鷲宮に行きたくなる、そんな展開に持っていけたらいいと思っています」と商工会議所は話す。今回のイベントが終了しても、キャラクターグッズは商店街の店舗で、キャラクター別に販売する。また、07年12月1日から始まる商店街の大売出しで、500円買うごとにスクラッチカードがもらえるが、カードには「らき☆すた」のキャラクターが描かれている。まさに街は「らき☆すた」一色。来年については、「人気が続いていればまたやりたいと思います」ということだった。

(J-CASTニュース 2007/11/30)

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