<NOVA>「仕組まれた乗っ取り」 猿橋前社長が陰謀説

どこぞのミラーマンから回転生扉社長まで、往生際の悪い奴の常套句>「陰謀」。ぶっちゃけもう効果ないんだけどな。この手の仮装電波発言。

 仮にこれが事実だったとしても、所詮は「同じ穴の狢同士の泥仕合」。狂騒がひと段落して、他の語学学校の受講生受け入れ態勢が整ってきた今となっては、猿橋前社長とジー・コミュニケーション双方共倒れが一番の結果。適当にやれるとこまでやってくれ、というのが個人的に正直な感想かも。

それはそれとして、猿橋社長が今一番釈明しなくちゃならんのは、行方不明の800万株@NOVAの行方ではなかろーか?。あれはどこのヤクザのフロントや仕手連中の手に渡ったのかハッキリしろよ。まだ命があるうちにさ。あと、稲吉のニィちゃんと仕事でつるんでいる連中は、良い機会だからもう一度彼の身辺調査をした方がいいぞ。マジおすすめ。

 「仕組まれた乗っ取りだった、という思いが今もぬぐえません」--。経営破綻(はたん)したNOVA(統括本部・大阪市)の猿橋望前社長が、週刊誌「サンデー毎日」のインタビューに対し、自らの社長解任について、こう訴えている。陰謀説を強調することで、今後の経営責任追及をかわす意図もあるとみられる。

インタビューは今月14、15日に東京都内で行われた。猿橋氏はNOVAの経営が悪化する中、「自力再建が可能だと考えていた」と述べ、具体的なシナリオとして、大規模な教室統合などでコストを削減▽増資などによる100億円の資金調達--をあげた。

しかし、破綻直前の10月23日の取締役会では、「会社更生法を申し立て、スポンサーを探す」と主張する他の役員と対立。社長解任と同法の適用申請は、26日早朝、知人からの電話で知らされたという。「(役員らは)店舗(教室)統合や増資の指示を出しても動かず、Xデー(26日)までの時間稼ぎをされた」と“恨み節”を語った。

また、NOVAの事業を買収した「ジー・コミュニケーション」(本社・名古屋市)の稲吉正樹会長とは、8月に2回会合。「会長からは『株式交換したい』『筆頭株主になりたい』との申し出があった」と主張。しかし同誌の取材に対し、稲吉会長は「資本注入とか株式交換の話はしていません。NOVAの状況がかなり悪いと聞いていたので協力は難しいと申し上げた」と否定、言い分は異なっている。

記者会見を開いて経緯を説明するのか、との質問には「会見に出て『ごめんなさい』と言えば、いいのですか」と、消極的な発言をした。

インタビューの詳細は20日発売の「サンデー毎日」12月2日号に掲載される。

(11月20日 毎日新聞)

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