ゆとり教育見直しに異論続出=「知識より人間力向上を」-与党

目くそ鼻くそを笑う。とりあえずサカヲタの世界じゃ、「実力と切り離された人間力」なんて何の役にも立たないってこと、とうの昔に周知の事実化してますYO!(持て(^^;>自分)。

 それはそれとして、そもそも人間力と知識をバーターな存在として主張すること自体がまずオカシイ>文部科学相経験者ら。古人曰く「学びて思はざれば即ち暗く、思いて学ばざれば即ち危うし」。人間力とやらが、人として適切な思考力や判断力、察しや思いやりetcを総括したものであるならば、その妥当性や社会適合性を担保するものは即ち知識や常識であり、児童・生徒においては学業で育成された基礎学力がその一端を担う。逆もまた真なり。人間力と知識は相互補完するものであって、対立するものではないと思うがなあ。

先日の教育再生会議の第一次報告も、その手の大前提が抜け落ちたお粗末なものでしたが、今回の「ゆとり教育推進派」の反論もその対極においてお粗末極まりなし。ゆとり教育政策推進者の本音はさておき、こんなことしか言えない連中に教育政策が振り回されたら、そりゃ愚民化も進みますわ。

 自民、公明両党は24日、衆院第1議員会館で教育再生検討会(座長・大島理森元文相)を開き、政府の教育再生会議がまとめた第1次報告について協議した。会合では、再生会議事務局長を務める山谷えり子首相補佐官の説明に対し、出席者から「ゆとり教育」の見直しに異論が続出。政府に対し、来週改めて見直しの狙いなどを説明するよう求めた。

会合では、これまでゆとり教育を推進してきた文部科学相経験者らが、授業時間数の10%増加などについて「知識向上に重点が置かれている。ゆとり教育が目指す人間力の向上が大事だ」などと相次いで反対論を表明。さらに、体罰の基準緩和を明記したいじめ対応策に関しては、「現場の視点を持つべきだ」との指摘が出された。

(1月24日 時事通信)

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