テレビの「ウルトラマン」シリーズなどで知られる映画監督の実相寺昭雄(じっそうじ・あきお)氏が29日、死去した。69歳。通夜は12月1日午後5時半から、葬儀・告別式は2日午前10時半から、文京区湯島4の1の8、麟祥院で。喪主は妻で女優の知佐子(ちさこ)さん。
昭和34年早稲田大を卒業後、ラジオ東京(現TBS)に入社。「ウルトラマン」「ウルトラセブン」などの演出を担当、深い陰影を持つ独特の映像と、ウルトラセブンが宇宙人とちゃぶ台をはさんで語り合うなど型破りな演出で話題を呼んだ。
44年に映画監督デビュー、45年には実相寺プロを設立した。「無常」でロカルノ映画祭グランプリを獲得したほか、「哥(うた)」「あさき夢みし」など日本の風土とエロチシズムを題材とした作品を発表した。
かつて演出した「シルバー假面」のリメークが完成したばかり。また今年4月から本紙夕刊「おたく・サブカル」面で「実相寺昭雄コレクション」を執筆していた。東京芸術大名誉教授。
(産経新聞) – 11月30日
「ウルトラセブン」第8話「狙われた街」は、子供心にかなりショックなラスト(ナレーション)でした。昭和は遠くになりにけり。合掌。
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